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斧で逝く  作者: ICMZ
18/87

@カスタマーセンター3

金曜日 朝9時半 ちょい前

ランドロンドオンライン カスタマーサポートセンター

***************************

視点変更 辺見


社員  :「おはようございます 辺見さん」

辺見  :「おはようございまーーーーす」


私 辺見ことサポーター47番

大学卒業後、見事に就職できなかった

世間のバカヤローー 涙

でも派遣先の業務、最近こなれてきた


カスタマーセンターの仕事は、ランドロンドオンラインというゲームのプレーヤーからのメールを

1)評価ポジティブ

2)評価ネガティブ

3)質問

4)バグの指摘 又はシステムに関する項目

5)その他

6)BANに値する、または緊急を要するもの


に分けて、対応というもの

今のところ 評価ポジティブが8割 評価ネガティブが2割って感じかな

今日はパンツさんきてないのかな  

メールタイトルを見てると至急と書いてあるのが

とりあえず読んでみる

うわ 来た

パンツ履いて準備していたのに

パンツさんだ

相変わらず長い

辺見  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

え?

ちょっと待って

これ本当ならやばくない?

プリントアウトをする いつものMTGメンバーの分 ソフト屋3人とチーフの4部


綱川チーフに見せようとしたら

チーフ  :「辺見さん 今すぐ会議室に来て」

チーフ  :「パンツさんについて大事になってるみたい」


会議室Dに ソフト屋さんx3 チーフ マネージャーもいる 

あと高そうな背広来た人が2人

ひそひそ話声 あの動画配信はやばいだろ


ゴデァイバのコーヒーの香り  絶対会議中に飲んでやる


マネジ:「今日集まって頂いたのは 竹止というゲームプレーヤーの事です」


ここは 発言をする そして コーヒーを飲んでやる


マネジ:「事の発端はBaikinという配信者が。。。」

辺見 :「ハイ!」 勢いよく挙手

辺見 :「怪我(ケガ)人が出る前にバグを直さないと会社が訴えられることですよね?」

全員 :「えっ」 


一瞬会議室が静まり返る


チーフ:「辺見さん あなた何言ってるの?」

辺見 :「これです」


プリントアウトを ソフト屋さんと チーフに見せる

マネージャーと高そうな背広の人は来るの知らなかったからプリントアウトはない


配りながらさりげなくポットに近づく


辺見 :「もし本当だったら早急に対応すべきです」  言いながら移動

よし ポットの前に来た、 今だ、 紙コップにフレーバーコーヒーを注ぐ

背広の人と目が合う


辺見 :「いります?」

背広1:「貰おうか」


背広の人の分もコーヒーをいれ、 クリーマーを自分のコップに

そしてクリーマーの容器とコーヒーを背広の人の前に置く


そんな私の行動に気づかないぐらい 

食い入るようにソフト屋さんがプリントを読んでいる

そして顔がどんどん青くなっていく


マネジ:「なぁ これってありえないよな?」

ソフト:「。。。。。。。。。。。。。。。」

マネジ:「VR機器に安全装置ついてたよな?」


綱川チーフのプリントを横から読んでた

マネージャーがソフト屋さんに訊くが 反応がない


全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。」


しばらくして 


SW2 :「今すぐ検証すべきだと思います」

SW3 :「タオルと缶とグローブを今すぐ持ってきます」 

ソフト屋さんその3が部屋を駆け出していく


背広2:「竹止というプレーヤーの動画の事じゃなかったのかね?」

 

コーヒーを飲んでない背広の人に チーフがプリントを渡す


背広2:「は 本当にパンツ履いてるって書いてるな」


小ばかにした様子でプリントを読んでいくが 気が付くと食い入るように見ている


背広2:「彼のバグ報告の正確性は?」

SW1 :「今のところほぼ100%です」


コーヒーを飲んでた背広を着た人がなんなのか尋ねてくるので要約して説明

事の発端はパンツさんが見つけた装備に関するバグ


重い装備をインベントリーに入れたら 

VR対応の椅子とグローブからすごい負荷がかかったとの事


体験したのは 自分ともう一人のヨーコというキャラのプレーヤー、

この人に補填よろしくとも書いてある


音声認識でOFFにしたから怪我はしなかったとの事

VR対応機具についてるはずの安全装置がパイパスされている可能性が有り

急激な負荷が素早く入力された為、

安全装置が起動する前にプレイヤーに制御以上の負荷がかかったのでは?

本来想定外の重さのアイテムをインベントリーに入れた場合 

負荷のカリブレーション値が通常より多く反映されたからおこったのでは?


検証方法はある程度硬い物

缶詰やジュースの入った缶をVR対応椅子に括りつけるか、グローブでまくか

ただ負荷がかかった場合 中身がでるので下にタオルでも敷いたらどうか?

調整が終わるまでフィードバックはONにできないようにするべき

というもの


検証方法で タオルを敷いてその上に 飲み物が入った缶、 

それを包むようにグローブをまいて、もう片方のグローブを缶の上に


SW1 :「検証を始めます」


GMアカウントにログインして 50Kgのアイテムをインベントリーに入れる

なにも起きない

会議室に安堵の息がもれる


マネジ:「脅かしやがって 何も起きないじゃないか」   


マネージャーが笑いながら言う

私はコーヒーをすする

ソフト屋さんは一度50Kgのアイテムをはずし、

追加で50Kgと2つのアイテムをインベントリーに追加

なにも起きない

一度はずしてから、そしてさらに1つ追加 インベントリー150Kg


「ベコ」


缶から音がする

会議室に緊張が走る

私は次に起きることが予想できたのでコーヒーを飲み干す

はずしてから、更に追加で50Kg追加 パンツさんが作成した武器の重さ


次の瞬間

中身の入った缶がぐじゅっとつぶれる そしてベコっという音が鳴り

中身が噴き出す  噴き出した中身は下に敷いていたタオルに吸い込まれていく


会議室が沈黙につつまれる

SW2 :「起きちゃってますね」


そして一番の不安はジョークアイテム 

ロックバイターの鎧をフィードバックありで

インベントリーに入れたらヤバいのではという内容


背広1:「今すぐ緊急メンテ」


コーヒーを飲んでた背広を着た人が発言

SW1 :「緊急メンテ入ります」


ソフト屋さんがサーバーに緊急メンテのコマンドを打ち込む

<< 誠に申し訳ありませんが 2分後に緊急メンテナンスが入ります >>

とゲーム内でアナウンスが流れる


みんなが 2分をいまか今かと待っている

そんな中

私はコーヒーのお替り


辺見 :背広の人に「いります?」小声て聞いたら頷いたので

背広の人の紙コップを受け取って自分と背広の人の分をいれる

背広の人にコップを渡したら

メンテナンスの為 ゲームが落ちる


背広2:「辺見さん だっけ  報告ありがとう」

もう一人の背広の人にお礼を言われる

辺見 :「そういえば動画がどうとか言ってましたよね?」

背広1:「メンテナンスで落ちてるし、その件について聴こうか?」


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