3盗み、あれ?美少女だよね?
「もちろん、○欲発散の相手」
「「「…………へ?」」」
間抜けな感じの声を出す3人。可愛いから、こういう声を出してもポンコツ可愛い感じになるね。そんな可愛い子に相手してもらえるなんて、僕はラッキーだよ。
と、思ってたんだけど、3人は困惑した感じで、
「わ、私たちは欠損奴隷ですよ!?こんな体の相手なんて!」
「そ、そう。私たちになんて欲情できないでしょ?」
「ぼ、僕たちなんて魅力ないから、普通の奴隷買ったら?」
なんて言ってきた。僕とやるのを嫌がってるのかな?
……いや、本心でこういうことを言ってる可能性もあるね。こんな文明の遅れた世界だと、身体欠損の人は腫れ物扱いされちゃうのかもしれない。前の世界の障害者も差別はあったからね。
「ふふっ。僕は3人とも可愛いと思ってるんだけどなぁ。3人もいるのに、わざわざ奴隷を買う必要も無いでしょ」
「「「…………」」」
3人は黙って、信じられない者を見るような目で僕を見てくる(1名目はないけど)。こういう所を考えると、フラーラの凄さを感じるよね。耳は聞こえてないはずなのに普通に会話できるんだよ。
「……じゃ、じゃあ、僕が立候補しても良いかな?目も見えないから、沢山ご主人様を感じたい。……そ、その、初めてだからうまく出来ないかもしれないけど、頑張るから!」
「うん。じゃあ、アチーノにお願いしちゃおうかな。2人の必要なことを済ませたらベットに連れて行くね」
「お、お願いするよ」
目は見えないけど、他の2人と違って足はあるからね。着いてる方の腕を支えれば歩くことだって出来るんだよ。
と言うことで、張り切って準備をしようか。まずは相手をしない2人なんだけど、必要なことをしなければならない。具体的に言うと、歩けないから先に用を足させる、とかね。
そうして色々済ませてから、アチーノの手を取って寝室に連れて行く。元からそう言うための部屋だったらしくて汚れとか匂いとか凄かったんだけど、掃除して綺麗にしてあるよ。新しく僕たちがここを汚していくことになるわけだね。
「アチーノちゃん。服を脱ごうか」
「う、うん」
お互い服を脱いで、重なり合う。夕食を作る時間まで僕たちは絡み合い続けましたとさ。
色々あったけど、やっぱり異世界最高ぉぉ!!!
《奴隷達》
オリバーこと秋川が料理の片付けをしている間、3人は集まって話をしていた。
「どうだったんですか?や、やっぱり痛いことをされたりとか」
「気絶する痛み、怖い」
フラーラとヌーバは拷問を受けたと思っていた。その理由の1つが自分たちが欠損奴隷であること。欠損奴隷は基本的に不良品であり、武器の試し切りに使われたりしてしまう。だからこそ、痛いことをされるのは当たり前だと思っているのだ。
そして、もう1つの理由がアチーノの気絶。なんと、連戦の末アチーノは気絶してしまったのだ。秋川君、恐ろしい子、である。拷問を受けたと考えている2人は、気絶するほど耐えられない痛みを与えられるのだと怯えているのだ。
「い、いや。驚くことにそんなことはされなかったよ。ほ、本当にそういうことをしただけ。こんな欠損のまがい物に魅力は無いって僕は言ったんだけど、いっぱい可愛いって言ってくれて。とにかく凄かったよ。……その、気絶したのはご主人様が全然絶えなかったからなんだけどね」
「え?ほ、本当ですか?」
「辛いなら、我慢しなくて良い」
アチーノが真実を言っても2人は信じない。それほど欠損奴隷に対する社会の風当たりは強いのだから。アチーノは考えた末、
「ご主人様!夜は2人のどっちかも一緒にやってくれない?1人だと気絶しちゃったから」
「ん~。本当は2人きりが良いんだけどなぁ。……まあ良いよ。夜は長いし、そうしようか」
「「なっ!?」」
裏切り者!とでも言うようにアチーノへ目を向ける2人。だが。アチーノはどこ吹く風といった様子だ。本当に拷問は受けていないわけであるし、実際に体験させてみるのが1番と考えたのである。
そしてその夜、
「「ア゛!アァァ////」」
もう1人落ちた。その結果、
「オリバー様、凄かったです!」
「うん。2人でも負けるとは思ってなかったよ」
「……うわぁ。2人とも洗脳されてる」
唯一秋川の相手をしていないヌーバには味方がいなくなってしまった。何もされていないという2人を洗脳されてしまったと考えているが、真実を分からせられるのはもうすぐである。
「ア゛ッ//」
……因みに、3人が分からされた日からは夜に3人同時にベットへ入り込むことになる。だが、結局3人とも返り討ちに遭って気絶するのであった。