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5章「怨霊ならぬ背後霊」
翌日の事。
僕は今回はバケに動かされずに準備し、出て行った。
いつもの様に朝食を準備し、食べ、支度をする。
そのいつもの光景には、いつもは違う、バケという怨霊の存在がいた。
「行ってらっしゃい」
そう言ったバケに対し、軽く手を振って出かけた。
・・・・・・
「で。何でバケ。お前、ここにいるんだ?」
3時間目、皆が疲れ始めている頃、自分も寝ようと思っていた頃だ。休み時間、バケに声を掛けられた。
「そりゃ、ずっと一緒に居るって言ってたからね。あ、僕との会話は周りには聞こえないから大丈夫だよ」
「そうか・・・」
そう簡単に話は終わる。
ふと見ると、ニコニコと笑顔でバケは浮いている。
周りの喧騒も騒がしいが、僕とバケには聞こえない。
迷惑そうに言っているが、本当は嬉しい事を隠していた。
書く時間無かったので、めっちゃ短いです、すみません。