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星雲舞台の瞬き  作者: gama
6.モザイク色のガラス

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35/36

6-1

自分達が、思っていた事とは違う言葉をヴェッテルが投げかけた事で、5人とも言葉を失う。

しばし呆然となり、沈黙した重い空気が部屋の中を漂のであった。 

 

 「ちょ、ちょっとちょっと。

 一体全体、どういう事なの?」

 異の一番に、沈黙を破ったのはエーファだった。

 残りの4人も同じ気持ちでいたのか、頷きながらヴェッテルの次の言葉に機体よ寄せていた。

 「そのままの意味だよ」

 まるで当たり前だろう言わんとばかりに、あっさりと答えに5人は肩透かしを食う。

「そのまま…て…」

 ヴェッテルの反応に呆れながらも、ヴァーシャは食い下がりながらも詰め寄る。

 「これじゃまるで、エーヴェルハルトが複数人いると言う事になるじゃないですか」

 「だから、そういってるだろう」

 「あ、あまりにも飛躍しすぎてるわ」

 呆れながらヴァーシャは、部屋の中を歩き回り気持ちの整理を行っていると、ユラは少し平静を保ちながら呟く。

 「だい…り?ううん、記号?」

 ユラのその言葉に、ヴェッテルはかすかに笑みを浮かべるが、5人ともそれには気が付いていなかった。


 「何よユラ、記号って?」

 ユラの言葉に、何訳の分からない事を言っているんだという感じで、エーファは見つめ、それに続くように、コルネリアもユミハも見つめる。

 「いや~、何ていうかな…もし、もしよエーヴェルハルトが死んじゃったら、みんなが困るじゃない、だからその為に新しいエーヴェルハルトを要していたんかな~と思っ足りなんかしたりして…」

 自信なさそうに、しどろもどろになりながら3人に対し、必死に自分言葉を見繕っていた。

 「でも先輩、それだと同じ感じの人を選んだ方がいいんじゃないですか?」

 ユミハは小首をかしげながら、ユラの言葉に反論していると、コルネリアのも開口する。

 「それに、そのような予備のエーヴェルハルトがいたとしても同じように立ち回れていたのかしら?

 それに、そのような事があれば、記録に残っていても良さそうなんだけど…」

 「そうだよね…」

ユミハとコルネルアの言葉に頷きながら、整理しきれていない状態で、考えとは違う言葉を述べた自分に事故権を起こす。


 「それにだ、このおっさんが言っているだけの事だろう?

 事実かどうか分かッ多門じゃないぜ」

 「エーファ!」

 「あ…、ごめんなさい」

 エーファの失礼な言葉に、ヴァーシャは叱責するが、ヴェッテルは笑みを浮かべて二人を制止し、

 「構わんよ。

 私は、所詮ヴェッテルという人物の斬る区でしかないのだからね」

 「は、はぁ」

 寛大な言葉に、エーファは恐縮し、

 「それゆえに、彼の記録を君達に伝えているに過ぎないのだから…」

 気まずい雰囲気に、平謝りするエーファにヴァーシャは脇腹を肘で小突いて反省を促す。

 「それよりも、ユラくんだったかね?」

 「は、はい」

 「まだ、話したい事があるんじゃないのかね」

 「あ、いや…でも…」

 「構わんよ。

 君なりの仮説を聞かせて欲しい」

 ユラは、少し俯きながら気持ちを落ち着かせ頭の整理が終え、ゆっくりとヴェッテルに向きながら口を開いた。


 「…エーヴェルハルトは複数人の固有名詞なのでは…」





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