43話 ベルセルクレックス
主人公初の苦戦戦闘です。
主人公最強とは?
43話 ベルセルクレックス
ベルセルクレックスは、ヘビーケラトプスをむさぼり食っている……。
こいつは、今までのモンスターと一味違うぞ。
まあ、空から攻撃すれば一方的に攻撃出来そうだけどな
でも、バーサーカーの詳細がよく分からないのが怖いんだよなあ
まあバーサーカーって言うぐらいだから攻撃力を上げたり攻撃的になるスキルぽいけど……。
あ、恐竜だし有効ぽいしこれ掛けておくか。
「アイスソード。」
「クイック」
翼も生やしてと、
バサッ……。
とん。
バサッバサッ……
よし、行くぞ!
俺は未だ食事中のレックスに襲いかかったのだった。
「トリプルピアッサー」
『剣術スキル:トリプルピアッサーが発動!』
ザクッ!カキン……
ザクッ!カキン……
ザクッ!カキン……
よし!全て左眼にヒットしたぞ。
ギャオオオオオオオオオオオン!!!!!
レックスが怒りの咆哮を上げる。
ギャオオオオオオオオオオオン!
ブオン!
レックスがクルッと回って尻尾を叩きつけようとしてきた。
ゲッ!そんなスキル無かっただろ!
こいつスキルじゃない普通の通常攻撃出来るのか!
通常攻撃はプレイヤーのみの攻撃だと思ったんだがな……
これは認識を改めないといけないな。
レックスは悔しそうに飛んでいる俺を見つめている。
やはり遠距離攻撃は持ってないのか。
「ファイアーボール」
「ファイアーボール」
これでも喰らえ!
俺は上空からファイアーボールを投げつける。
ボン
ボン
グオオオオオオン!
バクッ!
バクッ!
ゲッ!喰いやがった!
レックスは俺の放ったファイアーボール二発を文字通り喰ってしまった。
じゃあこいつはどうだ!
「ライフドレイン!」
「ライフドレイン!」
フィンフィン
フィンフィン
ギャオオオオオオオオオオオン!
『ベルセルクレックスはライフドレインをレジストした!ベルセルクレックスから10HPを吸収した!ベルセルクレックスに10ダメージ!』
『ベルセルクレックスはライフドレインをレジストした!ベルセルクレックスから10HPを吸収した!ベルセルクレックスに10ダメージ!』
あ、これもダメだ。
レベル差が大きすぎてレジストされてしまう……
こいつマジモンのHNMじゃないか……。
しょうがない……小細工無しのガチンコ勝負しか無いのか。
尻尾はカウンターで尻尾攻撃が来そうだし脚を破壊する方向で行くか。
シュン!
ガキン!
ドガッ!!
シュン!
ガキン!
ドガッ!!
シュンと近づきガキンと攻撃。レックスが踏みつぶし攻撃をしてくるの流れ作業だ。
レックスは、俺を踏みつぶしたいが俺が速すぎて踏みつぶせないでいる。
しかし脚を破壊出来る気配はないぞ………
システムメッセージさん?
『ダークの攻撃では破壊するのに時間がかかるでしょう。クイックが切れてしまう前に破壊するのは難しいです。』
そんなに硬いのか………。
クイックは約10分効果が持続する魔法だ。それが切れるまで破壊出来ないとなると破壊は諦めた方が良さそうだ。
切れた瞬間踏みつぶされたら目も当てられない。
『差し出がましいようですが。ブラッドレ……』
おっと!それ以上はいけないよシステムメッセージさん。
それやっちまうとゲーマーとして終わりだと思うんだ……
たとえるならMP満タンでマ○ンテとか絶対に効く即死魔法をかけるみたいなもんだ。そこに達成感は無い。
『了解いたしました。』
うん、わかってくれてうれしいよ。
まあ、そんな格好付けてもそもそも死なないんだし、思う存分戦ってみようじゃないか。
あれから、3時間が経過した。
目の前に居るベルセルクレックスは満身創痍な状態だ。
俺もちょこちょこ攻撃を受けHPを減らしていた。
ドレインが効かないせいで回復もままならない。
クイックが切れた途端飲み込まれたり(ミスト化して鼻から逃げた)
クイックが切れて踏みつぶされたり(間一髪でミスト化して攻撃を無効化した)
うん。ミスト化最強だな
物理攻撃できなくなるけど守りだけならこれだけで良いんじゃないかな。
ただ一つ言えることはこいつ普通のパーティーだとLv50でも無理じゃないか?
俺のステータスでもクイック掛けないと奴の攻撃避けるの厳しいぞ。
ひょっとして、基本種族だと上級ジョブレベル50フルアライアンスかフルレイドじゃないとダメとかか?
なら、そう書いておいてくれよ……
ギャオオオオオオオオオオオン!!!!!
満身創痍なレックスが咆哮を上げるとレックスの体にオーラのようなモノが現れる。
あれがバーサーカーの効果かな?
ギャ……
シュン!
ドガッ!!!
ぐあっ!!
速え!しかも飛びやがった……
オオオオオオオオン!!!
レックスの雄叫びが攻撃の後に遅れて聞こえてきた。
よく分からなかった人に解説しておこう。
レックスがオーラをまとい咆哮を上げると同時にものすごいスピードでジャンプ頭突きをされた。
まあ、そう言うわけだ。
ジャンプ頭突きをされた俺はものすごいスピードで吹っ飛んで行く。
HPはどんどん減っていきレッドゾーンへ。
こなくそ!
俺は体を反転させ、吹っ飛ぶ方向をレックスの方向に軌道修正。ジュワユースを前に突きだしたまま翼をたたみレックス目がけて彗星のように突っ込んで行った。
レックスは口を開けて呑み込もうと待ち構えている。
俺はそのままレックスの口に飛び込み
レックスの体を貫いたのだった。
『ダークは、ベルセルクレックスを倒した!HNMをソロで倒したことにより、本来パーティーに分配される経験値を収束。ダークはレベル23→レベル33に上がった!新たなスキルを覚えた!新たな魔法を覚えた!ベルセルクレックスをソロで撃破したことにより特別スキルを獲得スキル:バーサーカーを覚えた!バーサーカーを覚えた事により称号:凶戦士を獲得!称号によりプラス補正、マイナス補正がかかります。ギルドクエスト:恐怖!チラノサウルスの王!をコンプリート!』
HPを見ると1になっていた。
ははは……そうだよな。死なないもんな。
でも、俺が不死じゃなかったら?
勝負に勝って試合に負けたそんな気分だった……。
やはりHNMは強かった……。
レベル差が倍以上のHNMにソロで挑むと主人公でもこうなるよという話でした。
バーサーカーのぶっ壊れ性能は次回の解説で…。




