40話 公式イベント ハロウィンパーティー その2
40話 公式イベント ハロウィンパーティー その2
ジャックに追い立てられた俺達はカボチャを探して彷徨っていた。
他のプレイヤーはゼロズに戻ったのか、それともこの街に到達しているプレイヤーが少ないのか、まばらな感じだ。
おっと、あそこにいるのはカボチャじゃないかな?
『鑑定。』
《パンプキンヘッド》
種族:悪霊
状態:通常
Lv:???
スキル:
???
???
???
『このモンスターは特別なイベントモンスターであり、真鑑定眼でも見破る事は出来ません。』
運営ェ………。
変なところに力入れてんじゃねえよ……
しょうがないのでジュワユースで突いてみる。
ケケケケケケケ……
ん?ぷるぷる震えながら笑い始めたぞ……
ボカ~~~~~~~~~~~~~~~ン!!!
ババババババッ!!!!
うわ!自爆した上、種を散弾銃みたく飛び散らしやがった!
『パンプキンヘッドは何も落とさなかった……。』
げっ!これって自爆されたらアイテム落とさない系の奴なのか……。
思ったより難易度高いぞ……。
じゃあ次は、魔法か……
でも、悪霊だからドレイン系は効かないし……。
ファイアーボールでも撃ってみるか。
「ほれ。」
ぽいっ。
ファイアーボールをカボチャに投げつける。
ギャアアアアア!!!
『ファイアーボールはパンプキンヘッドに効果抜群だ!パンプキンヘッドを倒した!カボチャの種を手に入れた!』
なるほど、ファイアーボールに弱いのか……。
まあ、これならメンバーにファイアーボール使えるプレイヤーがいたら余裕なのかな?
ちなみに、メアリーとアルビダは銃で撃ったり叩いたりしてカボチャを自爆させていた……。
「ふむ…ファイアーボールに弱くて、それ以外だと自爆するとはのう。なんじゃ妾達の出る幕ではないではないか。」
アルビダが頬を膨らまして言う。
「魔法使えませんものね……。」
白いシーツをかぶったメアリーが慰めるようにポンポンとメアリーの肩を叩いた。
「おぬしの魔法もカボチャには効かなかったではないか……。」
うん……。二人には悪いが二人には見ていてもらおう。
「まあ、ファイアーボール一発で倒せるんだし。さくさく行こう。」
俺は、そう言って話を切り上げるのだった。
「だいぶ集まったな。」
一時間ほどで、種は100個以上集まった。
そろそろジャックに渡しに行くかな?
俺達は、ジャックに種を渡すためジャックの元に戻る事にした。
「やあやあ。種は集まったかい?この街はプレイヤーが少なくて暇でさあ……。ゼロズとは大違いだよ。まあ、オイラはその方が楽でいいけどさ。ゼロズ担当はご苦労さまだよ。本当。」
ジャックの所に戻ると俺達を見つけたジャックが話しかけてくる。
「運営キャラがそんなこと言うなよ……。現実に引き戻されるわ!ほらこれ、種だ。」
本当に一言多い奴だなこいつ。
「ほいほい、ご苦労さま。お~、たくさん集めたね。すごいすごい!じゃあ、この中から好きなの選んでよ。あ、これ独り言なんだけどさ、このイベントこれでおわりじゃあ無いんだよね~二部構成なんだよな~。後半クリアーするとMVP取った人にはスゲ~モノあげちゃう予定なんだよな~独り言なんだけどね。」
なんだ……?この言い方だと後半クリアーに必要なアイテムが交換アイテムの中にあるって事か?
・カボチャの被り物
適正レベル1
カボチャの被り物、君もカボチャヘッドになれる。
・ドラキュラ伯爵の服
適正レベル1
ドラキュラ伯爵をモチーフにした服。偽装塗料で装備にドレスアップだ!
・魔女の帽子
適正レベル1
魔女のとんがり帽子。これで君も魔女の一員だ!
・かまどの火種
かまどに火を灯す火種。決して消えることはない。
ん?上の3つはコスプレ装備なのになんで最後のだけアイテムなんだ?しかもキーアイテム……。
どう見ても後半クリアーに必要なものだよなあ……。
「じゃあ、かまどの火種で。」
ジャックはこちらをちらっと見て呟いた。
「ここさあプレイヤー少ないじゃん?だけどせっかくの公式イベント、クリアーして欲しいわけよ……。ちょっとズルしたけどさ、これ、オイラの本心なわけよ。じゃあこれ、かまどの火種ね。イベント後半頑張ってね~」
『かまどの火種を手に入れた!イベント後半までしばらくお待ちください。開始5分前に告知いたします。』
人が少ないとクリアーが難しい……。やはり掲示板に書いてあったようにレイド戦か……。
俺達はジャックから離れてイベント後半が始まるのを待つ事にした。
ハロウィンはまだまだ続きます。




