34話 海賊の宝
34話 海賊の宝
未だにメアリーとアルビダは睨み続けている……。
しかし、アルビダも召喚獣になってからずいぶん見た目が変わったなぁ。
骸骨だった顔は青白いながらも普通の人間のような見た目に変わっている。
帽子はシャポーって言うのか?羽根が付いたつばつき帽子になり、片眼には髑髏のアイパッチをしている。
顔は有○架○にそっくりな可愛い系だ。
しかし、このゲーム召喚獣の顔面偏差値高すぎない?
残念な事に手は骨のままだな……
あ、見られてるの気づいたのか恥ずかしそうに手袋した。
かわいい。
そういえばステータスとかどうなったんだろ。
《クイーンアルビダ》
種族:リッチパイレーツ/召喚獣
状態:通常
Lv:21/100
HP:4500/4500
MP:1500/1500
STR:50
DEX:45
VIT:25
AGL:80
INT:34
MND:10
総攻撃力:750
総魔法攻撃力:0
総防御力:510
属性耐性:
炎0 水50 土0 風0 氷0 雷0 光-100 闇100
スキル:
銃術(ピストル、ガンで攻撃出来る。専用のスキルで攻撃出来る。)
不死再生(HPが0になり死亡状態になっても一定時間経過で復活する。復活したときのHPは最大HPの半分。)
女王の威厳(眷族がいるとき眷族のステータス20%アップ)
女王の尊厳(眷族がいるとき自身のステータス40%アップ)
眷族召喚(パイレーツスケルトン(劣)を召喚する。パイレーツスケルトンはHP100で召喚される)
闇の眷族(日中は弱体ペナルティがつく。)
これまたすごいステータスだな……。
「お~い、そろそろにらみ合いやめとけ。あとアルビダ、眷族召喚に召喚定員とかあるのか?」
分からない事があるので聞いてみた。
「定員じゃと?なんじゃそれは?出そうと思えば無限に出せるぞ?」
おおぅ……。無限かよ……。
と、言うことは女王の尊厳は数で増えるタイプじゃなくて何体居ても40%アップの固定か。
まあ、それでも十分強いけどな。
アルビダは銃使いのガンナーだ。
ガンナーは敵に近付かれたら危険なので、いかに近付かれないようにするか……これにつきる。
アルビダの眷族召喚はこの弱点を見事に補っている。
眷族を大量に召喚して盾にしつつ自分は後ろから安全に攻撃出来るのだから。
そのかわり、眷族はとても弱い。HP100とはゼロズ周辺の最弱モンスター以下のHPだ。完全に使い捨ての盾だな。
にらみ合いもおさまった事だし、早速海賊の宝の事を聞いてみるか。
「アルビダ、海賊の宝を見せてくれないか?」
「ついてまいれ。」
アルビダが部屋の奥に歩いていく。
俺は、メアリーと一緒について行くのだった。
「そういえば主は、どうして妾の宝を狙って来たのじゃ?今までそのような輩はおらなかったと言うのに……。」
アルビダが歩きながら聞いてきた。
「冒険者ギルドから依頼があってな……海賊船を見つけたから調査してくれって頼まれたんだよ。まあ、報酬として中の宝を3つ取っていっても良いって言われたのは事実だが……。」
「なんと……妾の早とちりじゃったか……。主には悪いことをしたのう……。3つ位ならくれてやるのに。」
いや、申し訳なさそうにされても困るんだよな……こっちは完全な墓荒らしだしなあ……。
「さあ、着いたぞ。ここが妾の宝物庫じゃ。」
アルビダが指し示す先には映画とかでよく見る宝が山のように積み重ねられた宝の山があるのだった。
「多いなあ……。何かオススメとかある?防具が欲しいんだけど……。」
「ふむ、少し待っておれ。」
アルビダは宝の山にしゃがみ込み漁り始めた。
「これなどどうじゃ?」
アルビダが差し出してきたのは……。
ノーライフキングのマント
ノーライフキングのクラウン だった。
ノーライフキングの靴
うわっ………。
これまた凄そうな装備だなぁ……。
「ほほほ……聞いて驚くがよい。この装備はな……セットで装備するとな……闇の眷族の日中ペナルティが無効になる優れものなんじゃ!」
な、なんだってえええええ!!!!!(呆れ)
「お、おう……。それ、くれるならありがたく貰うけど……良いのか?」
なんか、伝説的装備ぽくない?
「うむ!妾と主の仲ではないか(ポッ)」
ギリギリ……ギリギリ…
なんか後ろから歯ぎしりが聞こえるんだけど……
ま、まあ気にしないでおこう……。
「よし、クエストクリアーだな。アルビダ、この場所とかをギルドに報告するけど良いか?」
俺がアルビダに確認を入れると……
「ふむ、少し待っておれ。」
アルビダが何やら呪文を唱え始める。
なんか……呪いあれとか聞こえたんだけど……。
「これでよしと……。これで妾の宝に触れた者は呪いのうちに苦しむであろう……。なに、命までは取りはせぬ……もっとも死んだ方がマシだと思うかもしれぬが……。」
うん。まあ、後の奴らがどうなっても知ったこっちゃないか。
緊急クエストだしおそらくは俺がクリアーしたことにより他のプレイヤーが受ける事も無いだろう。
ギルドの職員?あいつらは街から出れないんだぞ?どうやってここまで来るんだ?
悲しいけどこれ、ゲームなのよね。
念のためにアルビダに聞いてみたものの何の心配も無かったわこれ。まあ、念には念を入れるってのもありか。
「じゃあ街に戻るか。」
「承知したのじゃ。妾は疲れた。しばし休む……。」
アルビダがしゃれこうべに戻り。
「ほほほ……。」
メアリーも要石に帰って行った。
よし、帰ろう。
召喚獣が賢すぎる件。
一応主人公との繋がりができたのでシステムで補完されている設定があります。
困った時のシステムメッセージさん。




