31話 緊急クエスト
31話 緊急クエスト
俺は、冒険者ギルドに戻ってきた。
「受けたクエストを達成したんだが。」
「身分証明書をご提示ください。」
『身分証明書を渡しますか?』
「はい。」
「はい。確認しました。クエスト達成ありがとうございます。」
パララパッパッパ~!
『アモンナイト平原の大掃除、貝よ!貝よ!、カメエェ…のクエスト達成!合計経験値51000を得た!ダークはレベルが2上がった!ダークはレベル21になった!ダークはスキルレベルが上がった!謎の箱を手に入れた!』
おっ?スキルに新しいスキルが増えたぞ。
・ファイアソード
武器攻撃に炎属性を与える
・アイスソード
武器攻撃に氷属性を与える
の、二つか。
「あの……、ダーク様。お願いがございます、お聞きいただけますか?」
『緊急クエストが発生!緊急クエストをクリアすると、レアな装備を手に入れるチャンス!』
う~ん……レアな装備ねえ……
もう、お腹いっぱいなんだけどな。武器はこれで十分だし
強いて言えば防具が欲しいけど……。
まあ、聞いてみるか。
「はい。」
「ありがとうございますダーク様。実は、この街からほど近い海辺の洞窟に海賊王が乗っていたとされる、海賊船が見つかりました。捜査員を派遣したのですが海賊船の中は、海賊達の死霊の巣窟で捜査もままなりません。どうかダーク様、海賊船を捜査してどうなっているか調べて来てはもらえませんか?報酬として、中で見つけた宝の3つを差し上げます。」
おっ!これボーナスクエストじゃね?
死霊の巣窟って事は俺も常時真祖になれそうだし
海賊王のお宝って事はレアアイテム期待出来るし。
「分かった。」
受付嬢が二枚の地図を差し出してくる。
「これがこの街から海賊王の洞窟までの地図になります。
そして、これが海賊王の洞窟の地図です。完全とは言えませんが役立ててください。」
確かに海賊王の洞窟の地図は空白が多く地図のていをなしていない。
自分で埋めろということか。
『海賊王の洞窟の地図はオートマッピングで埋まっていきます。』
おお、親切設計。
「それと、これを。」
『カンテラを手に入れた!万能鍵を手に入れた!簡易テントを手に入れた!』
おお……いろいろもらったぞ。
・カンテラ
一部の洞窟で必須。これがないと真っ暗で探索出来ない。
・万能鍵
スキル:トレジャーハンターが無くても鍵開けが出来るようになる魔法の鍵。
後、3回使うと壊れる。
・簡易テント
一部ダンジョンなどでログアウト出来ないエリアで使うとログアウト出来るようになる。
お~、どれも必須アイテムじゃないか。
「それでは、よろしくお願いいたします。」
深々と受付嬢に頭を下げられ、俺はギルドを後にするのだった。
地図を頼りに海賊王の洞窟を探す。
そういえば俺って吸血鬼だけど水たまりとか渡れるのかね?
海辺の洞窟らしいし渡れなかったらしゃれにならんぞ……
『スキル:飛行能力を推奨します。』
ああ……あったな……そんなの
完全に忘れてたよ。
てことは何か、吸血鬼の弱点。水を渡れないってのは飛べば解決出来るガバガバな弱点って事か?
『飛行途中、何らかの原因で水に落ちた場合問答無用で死にます。ご注意を。』
うわあ……こわあ……。
そういう所だけスペ○ンカーみたくしなくてもいいのに……
思わぬ弱点に背筋が寒くなる。
とんだチート種族かと思っていたけど何かしら弱点はあるもんだな。
待てよ?すると、ウォーターとかの魔法撃たれたらどうなるんだ?亀のアクアブレスもあったよな?
『魔法やスキルの水属性攻撃は環境の水と別物であり、魔法やスキルの水属性攻撃を受けても問答無用で死んだりはしませんご安心を。』
ふ~ん。やっぱりそこら辺はゲームだな……
謎のセーフティがかかっているらしい。
そうこうしているうちに海辺にたどり着いた。
さて、水に入らないようにして洞窟探そう……
え~と地図によると……。
あ、あった。
げっ……あそこか……
洞窟は陸から10mほど離れた海の小さな小島にあったのだった……




