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3話 レア種族
3話 レア種族
「じゃあランダムで」
考えた末俺はそう言った。
ヒューマンは埋もれそうだしエルフは後衛オンリーになりそうだしドワーフはおっさんだし
ライカンスロープはなあ…なんか落とし穴が有りそうなんだよな…。
アンドロイドは論外だ何が悲しくてファンタジー世界でアンドロイドにならなきゃならん。
後レア種族気になるしな。
『わかりましたランダムですね。やり直しは出来ませんがよろしいですか?』
やっぱり一発勝負か…まあやり直し出来たらみんなレア種族狙うわな…。
「はい。」
そう答えた途端俺の体は眩い光に包まれた…。
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『もう目を開けてもよろしいですよ。』
あ、もう終わったのかもっと時間がかかると思ったぜ。
ん~?耳は長く無いし…背も縮んで無い…毛も生えてないし…体が機械化した痕跡も無い。俺は体を触り確認した。
あ~これはヒューマン引いちゃったかな…
一番面白みのない種族になっちゃったなあ…。
ん?歯に違和感が…これってもしかして…。
『おめでとうございます。あなたは吸血鬼(真祖)になりました。』
真祖…だと…。