24話 ファスドの街へ
24話 ファスドの街へ
グスベン鉱山から出ると外は夜だった。
もう、夜か。結構中にいたんだなぁ…。
本当に、アイテム取りは時間がかかる…
「おお~、夜ッスね!これで俺も街に行けるッス!」
狂骨になったボロンが歓声を上げている。
「それは良いけど、お前さっさと変化しとけよ。狂骨なんてこのエリアに居ないんだから、面倒くさい連中に見つかったら面倒だぞ。」
ボロンはキョトンとしたような表情(骨だからよく分からんが)をして言った。
「変化…? あ、あったあったッス!おお…人間に化けれるんスね!早速やってみるッス!」
ボロンが気合を入れると、ボロンの体から煙が吹き出し…。
煙が晴れた後には、ガリガリのおっさんが立っていた…
「おお~!人間になれたッス!でも、ダークさんよく変化スキル知ってたッスね?」
「ああ…知り合いに妖怪がいてな。」
鑑定の事は言えないしな…。
「それにしてもガリガリだな…。骨よりはマシだけど、心配になるレベルでガリガリだぞ…。」
ボロンは手のひらを見て笑う
「顔は見えないからよく分からないッスけど変化スキルレベル上げれば何とかなるんじゃ無いッスか?俺リアルでもガリガリッスしね。」
そうなる事を祈るよ…。
そうこうしている内にゼロズの街の入り口に帰って来た。
「それじゃあダークさん、俺はここでッス!色々お世話になりましたッス!」
「ああ、またな。頑張れよ。」
こうして、俺はボロンと別れたのだった。
「はい、出来たです。封印のサングラスです、」
ちみたんに素材を渡してその場で作って貰ったが、その手際は見事の一言だった。
まあ、俺は職人したことないから何をやっていたかはよく分からなかったがな!
「ありがとう。お代は?」
ちみたんは、手を振りながら言った。
「足りない素材取ってきて貰ったですので、こちらの用意した素材と手数料で1000Gポッキリで良いです。端数はおまけです。」
高いのか安いのかよく分からん…。ゴンベエに聞こうにも奴はログアウトしたらしいし…。
「はい。1000Gだ。確認してくれ。」
ちみたんに1000G渡す。
「はいです。確かにです。まいどです。またご贔屓にです。」
よし、早速装備しよう。
『ダークは封印のサングラスを装備した!スキル:魔眼が封印された!警告、スキル:予測眼も封印されますので予測眼を使う時は注意してください。』
あちゃー予測眼も封印されるのか…。
まあ、見切り覚えたしなんとかなるかな…?
「お~かっこいいです。クールです。」
ちみたんに見送られながら彫金ギルドを後にするのだった。
さて、準備は整ったし夜の内にファスドの街に向かうとするか。
道具屋で周辺の地図を買って確認したがゼロズからそれなりに距離があるみたいだしな…。
そう言えば、その道具屋でボロンに再会してしまった…。
どうやら、ため込んだ素材を売りまくって小金持ちになったらしい…
これから装備整えるッス!とか言っていた。
こうして俺はファスドの街へ向かうためゼロズの街を後にするのだった。
ちなみにサングラスのせいか、他のプレイヤーに物珍しそうに見られまくったのは参った…。
タイトル詐欺ですみません…
街へとか言いながら出発準備回でした。




