22話 デュエル
22話 デュエル
「ここら辺で良いか。」
スケルトンのボロンに案内してもらった敵がいない場所を見渡して義久に言った。
「おお…ここでござるか。敵もいないし広さもあるなかなか良い場所でござるな。」
『義久からデュエルの誘いが来ています。承諾しますか?』
「はい。」
俺達は対峙して構える。
『3』
『2』
『1』
…。
『GO!』
デュエルが始まった。
最初に動いたのは義久だった
「はあっ!」
刀を振り下ろすと衝撃波のようなものが飛んでくる。
これが居合いか。
だが、俺には飛んでくる前から予測眼で見え見えだ。
余裕を持ってかわす。
『ダークは居合いをラーニング!』
こいつはお釣りだ取っときな!
かわし様にファイアーボールをプレゼントする。
しかし義久もひょいっと避けてしまう。
見切りか…厄介だな…。
『ダークは見切りをラーニング!』
…。もう何も言うまい…
ちょっと卑怯だがあれを使うか。
「クィック」
俺の体の周りにオーラが現れ体が軽くなる。
「なんと!そうはさせぬでござる!月光!ほれ!月光!」
義久が突っ込んで月光を繰り出してきたが体が勝手に攻撃をひょいひょい避けていく。
クイックと見切りのコンボ凄いな…。
『月光は刀術のスキルです。刀を持っていないためラーニングできませんでした。』
ふむ。武器によってはラーニングできないスキルもあるのか。
「これはらちがあかんでござる!こうなったら必殺!明鏡止水でござる!」
義久は後ろに大きく距離を取り叫ぶ。すると義久の体の周りにオーラが現れ赤、青、黄、白と色を変えていく…。
「はあああああああああああああああ!!!!」
義久はなおも叫び続ける。
自己バフくさいな…しかも複数系の
『あの状態の攻撃は避けるのが難しいです。敵が動いたら、ヴァンパイアミストに変身するのをオススメします。』
システムメッセージさんの助言来た!
そんなにヤバい攻撃なのかあれは…
『明鏡止水は、侍特有のスキルです。ラーニングできませんでした。明鏡止水は、ためる時間により攻撃力、素早さを倍々で増やすスキルです。』
つまり…2倍、4倍、8倍…と増やすわけか…。
知ってたら卑怯だけど貯める前に潰してたのに…。
必殺技をご丁寧に待ってるのは漫画、TVの悪役位のものだ。
『ダークが受けてもやられません。だだの吸血鬼ではないとばれますが。ばれたら困るでしょう。』
システムメッセージさん…。
賢過ぎィ!!中の人居ないよね?知性持ちAIってオチじゃ無いよね!?
………。
システムメッセージさんの応答は無かった。
とか、言ってたら義久が動いた!
速っ!!
「変身、ヴァンパイアミスト。」
義久の刀が体に触れるか触れないかの所でヴァンパイアミスト化が成功する。
スカッ
義久の攻撃が空を切り、勢い余った義久は地面にダイブする。
よし、このまま…。
俺はヴァンパイアミストのまま義久にまとわりつく
「ライフドレイン。ライフドレイン…。」
義久は為す術も無くライフドレインでHPを吸われていく。
『そこまで!勝負あり!勝者ダーク!』
こうして、危なげなくデュエルは幕を閉じたのだった。
「いやはや…手も足も出なかったでござる!吸血鬼殿強いでござるなあ!」
ポーションでHPを回復しながら義久が言ってきた。
「いやいや明鏡止水だったか、あれはヤバかったぞ」
侍特有スキルか…。魔法剣士のクイックも大概だが。
「まあ、強力な代わりに一日一回しか使えないでござるけどな。」
それなら納得かな…。夜のみの真祖の方が緩すぎる気がするが…。
『先天的スキルか後天的スキルかの違いです。』
ざっくりしてるなあ…。
「吸血鬼殿!よろしければフレンドになってはくださらんか?拙者、義久と申すでござる。」
『義久からフレンド申請が来ています。フレンドになりますか?』
「ああ、よろしく。俺はダークだ。」
『義久とフレンドになった!』
「それでは、拙者は用事があるためこれにて失礼するでござる!」
義久は懐から札のようなアイテムを取り出した。
それを掲げると義久の姿が消えていった。
さて、時間がかかったがボロンにフライングアイの所に案内してもらわなければ。
振り返った俺が見たのメアリーと談笑するボロンの姿だった…
ボロンが一方的に話しかけている感じです。
メアリーは基本AIが現在のAIとあまり変わりません。
システムメッセージさんが凄すぎるだけです。




