19話 サングラス
19話 サングラス
街に戻った俺は、早速領主に会いに行った。
「これが果樹園荒らしの犯人だ。」
俺は領主にワイバーンの羽を渡した。
「なんと!ワイバーンが犯人だったか。それならばトロール達が手が出ないのも納得だ。冒険者よ、ご苦労だった!」
執事のじいさんが手紙を渡してくる。
「これをギルドに提出してくださいませ。」
ふむ。これを渡せば晴れてミッションコンプリートかな?
『領主の手紙を手に入れた!』
「それでは世話になったな冒険者よ。これからの旅に幸あらんことを。」
領主と執事のじいさんに見送られ俺は屋敷を後にした。
「これを。」
ギルドに着いた俺は早速領主の手紙を受付嬢に渡した。
「おめでとうございます!ギルドランクが1から2にあがりました。ファスドの街への入場が許可されました!これをどうぞ。」
封筒を渡されたぞ。これが次の街入場許可証か?
『ダークはミッションコンプリート!レベルアップ!レベルが2上がった!ダークはLv18になった!お金20000G手に入れた!ギルドランクが2になった!ファスドの街入場許可証を手に入れた!』
「ダーク様はギルドランク2に上がられましたので以下の事が出来るようになります。」
お品書きのような物を見せられた…
・騎獣モンスターの所持
騎獣モンスターを所持出来るようになります。
騎獣モンスターは【モンスターの卵】を入手後しばらくすると孵ります。
騎獣モンスターの卵は【獣モンスターの卵】【鳥モンスターの卵】【人型モンスターの卵】【不定形モンスターの卵】【不死モンスターの卵】【キメラの卵】【ドラゴンの卵】【謎の卵】の8種類です。【謎の卵】からは何が孵るかランダムです。
ひょっとするととんでもないモンスターが孵るかも?
騎獣モンスターの卵はモンスターからドロップします。ドロップする卵の種類もモンスターの種族から予想が可能です。
【謎の卵】の入手方法は不明です。皆様の力で探してください。
騎獣モンスターの所持は1体のみとさせてもらいます。
皆様のプレイスタイルに合ったモンスターを見つけてください。
・用途不明アイテムの鑑定
冒険していると皆様では鑑定出来ない用途不明アイテムが見つかる事があると思います。
そのアイテムを100Gで鑑定いたします。
・鍵のかかった箱の解錠
冒険していると開ける事が出来ない鍵のかかった箱が手に入ると思います。
シーフのスキルピッキングがあれば開けれますがシーフでは無い方シーフのフレンド、パーティーメンバーがいない方のため100Gで解錠いたします。
・街から街への瞬間移動
すでに入場したことのある街への瞬間移動をお手伝いします。
どの街でも一律1000Gで承ります。
おお…一気に便利になったな…
ギルドランクが上がると便利機能が拡張される仕組みか。
「わかったよ。ありがとう。」
俺は受付嬢へ礼を言いギルドを出るのだった。
さて、街に戻った事だし封印のサングラスが欲しいな…
アクセサリー屋で売ってないかな?
数件のアクセサリー屋をまわって見たが全滅だった…
「プレイヤー生産限定アイテムか…」
MMOでは生産職保護のため生産職しか作れないアイテムが多数存在する。
サングラスもその一つのようだ…
そういえばゴンベエも生産職だったなtellしてみるか…
俺はフレンドリストからゴンベエを選びtellするのだった。
「もしもし?ゴンベエ、少し良いか?」
『おう、ダークか!何か用か?』
「サングラスって作れるか?」
『サングラスは無理だな!鍛冶じゃねえよ。サングラスは彫金だな!』
彫金なのか…。どうしたもんか…
『ちょっと待ってな!俺のフレに彫金職人が居るから聞いてみてやるよ!』
おお…ありがたい…
「本当にありがとう…この恩は必ず返す。」
『ガハハ!いいってことよ!』
これはマジで借りを返さないとな…
しばらく待っているとゴンベエからtellがかかってきた
『お~い!いるか?彫金フレに連絡ついたぞ!彫金ギルドにいるから来てくれとさ!俺も先に行ってるぜ!』
どうやら彫金のフレと連絡がついたみたいだな…。
彫金ギルドへ行くか。
マップで彫金ギルドを調べて彫金ギルドへ向かう。
彫金ギルドは冒険者ギルドからそう遠くない場所にあった。
「お~い!こっちこっち!」
ゴンベエが大きく手を振って呼んでいる…
隣には幼女が座っていた。
幼女…?
「おう!待ってたぜ!ちみたん、こいつがサングラス作って欲しいって言ってたダークだ!」
ゴンベエが幼女に俺を紹介しながら幼女を指さす。
「で、こいつが俺の腐れ縁幼なじみのちみたんだ!ちなみに俺と同じドワーフだ!」
ちみたんっていうのか…
ドワーフの女子は幼女タイプの方なのか…
「どうもです。ちみたんです。よろしくです。」
ちみたんは手を振りながら挨拶してきた。
「あ、ああ…よろしく。」
ですっ子か…
「話はゴンベエから聞いてますです。サングラスが欲しいんです?」
おっと、きちんと伝えないとな…
「正確には封印のサングラスが欲しいんだ。詳しい事情はいえないが目に関するスキルで迷惑していてね。」
ちみたんは、ふむふむと頭を振ってこちらを見つめて来た。
「お兄さん魔眼持ちです?たまに来るんです。魔眼持ち。」
魔眼って吸血鬼特有スキルじゃ無かったのか…
「まあプライバシーにかかわるので詳しくは言えないですが、ある人は未来視眼って魔眼持ってたです。」
人のこと言えないがチートじゃないか…
「でもその人上手く使いこなせてないらしくなんとかしてくれって頼んで来たです。」
な、なるほど…。
「なので封印のサングラスは作ったことあるんで大丈夫です。サングラスのデザインとか注文あるです?できるだけ要望に応えるです。」
オーダーメイドしてくれるのか。
「じゃあ、サングラスのデザインはワンレンズ型サングラスで頼む。」
これだけは譲れない。
「ワンレンズって…あ~スポーツタイプのかっこいい奴ですね。OKです。足りない素材があるので取ってきてもらってもいいです?」
お安いご用だ。
「わかった。何が足りないんだ?」
ちみたんは、ピースをして言った。
「黒鉄鉱とガラス玉ですね。黒鉄鉱はグスベン鉱山にいるゴーレム、ガラス玉も同じ場所にいるフライングアイがドロップするです。」
鉱山なら余裕だな。
「よし、わかった、。グスベン鉱山だなすぐに行ってくる。」
ちみたんが呼び止めてきた。
「取れたら連絡欲しいのでフレンドいいです?」
『ちみたんからフレンド申請が来ています。フレンドになりますか?』
「ああ。よろしくな」
『ちみたんとフレンドになった!』
さて、グスベン鉱山に行くか。
サングラスは初期レシピの一つです。
封印のサングラスはそれの派生です。
職人レベル2程で作れます。
職人有能過ぎ!おかしい!とのご指摘があったため追記いたします。
なお、ご都合主義なのはご勘弁を。




