表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻想世界オンライン~廃人の徒然VRMMO録~  作者: あるばとろす
1章
20/67

18話 ミッション その2

18話 ミッション その2



果樹園の詰め所の窓からは、光が漏れている。


コンコン…



「おや?誰だべ?」


中からおっさんの声が答える。


「領主から依頼を受けて来た冒険者だ。話を聞かせてくれないか?」


バタン!


「おお!待ってたべ!さあ!中へ入ってだべ!」


出てきたのはまんま、カー○おじさんのようなおっさんだった…。

運営ェ…。




「ここのところ毎晩奴はこの果樹園に飛来してくるべ。ファーマートロール達が怯えて仕事にならない時もあるべ。だけどワスが様子を見に行くと忽然と姿消してるべ。」


設定的には、トロール達が怯えるほど凶暴で、姿を見せない程狡猾ってとこか姿を見られたら特定されて狩られるからな。


「でも、冒険者さんが着たならもう安心だべ。取って置きの罠を仕掛けるんで、ちょっくら行ってくるべ。」



そう言うとおっさんは外に出て行った。



普通に考えるとそんな狡猾な頭脳を持つ奴が取って置きだとしても罠にかかるはずがないのだが。

そこは、ゲームのご都合主義と言う奴だ。

話を進める為には強引な展開もあるのだ。




「よし、仕掛けてきたべ!後は冒険者さんに任せるべ!」



おっさんはどうぞどうぞと入り口を指して言った。

よし、行くか。






俺が罠のポイントで潜んでいると…

バッサバッサと、大きな羽音がした。



ズズ~ン!!!!


巨大な怪鳥?は、罠に置いてある果物を貪り食っている。


なんだ?こいつ。



『鑑定』



《レッサーカオスワイバーン》

種族:ワイバーン

状態:通常

Lv:20

スキル:

ポイズンブレス

ポイズンテール

ポイズンクロウ

体当たり

急降下              


ワイバーンかよ!

見た目はハゲワシにコウモリの翼つけてサソリの尻尾付けたキメラにしか見えないぞ…大きさは10mほどあるけどな!

カオスって付くだけあるな…。


後、スキルは見事に毒オンリーだな…

毒で弱らせて、体当たりや急降下で仕留めるスタイルか…。


もしもし…?システムメッセージさん?状態異常無効とか無いかな?


『SP:10を使って、全状態異常無効を習得しますか?』


SP10か…結構重いな…。


SPはLv15で15Pだった事からLv1アップする毎に1P貰えるのだろう

カンストがLv100なのでレベルアップではトータル100Pしか貰えない事になる。

心眼で2P使ったので残り13P。これを取ったら残り3Pだ。

でも、全状態異常無効は欲しいな…これさえ取れば石化睡眠呪いなど面倒くさい状態異常が気にしなくて良くなるのだ。

ラーニングもあるし取るか!


『ダークは全状態異常無効を習得しました!』


未だにワイバーンは果物を貪り食っている…。

これ、不意打ち出来るんじゃね?

罠とはこういう事だったか…。


俺はそ~っとワイバーンに後ろから近付きサソリの尻尾を切り落とした!


スパーン!!



『レッサーカオスワイバーンの尻尾切断に成功。レッサーカオスワイバーンはポイズンテールが使えなくなった。』


ギエエエエエエ!!!!!!!!



ワイバーンはいきなりの攻撃に混乱し、しっちゃかめっちゃかに走り始めた。


『レッサーカオスワイバーンは混乱している。』


よし、ワイバーンが正気に戻る前に少しでもダメージ与えておこう。


走り回るワイバーンを追いかけ首の付け根にレイピアの突きの三連撃を叩き込む!


ズガガガ!!!


『剣術スキル:トリプルピアッサーが発動』


と、ワイバーンと目があった気がした。


ギエエエエエエ!


ワイバーンは、こちらに向かってポイズンブレスを吐き出してきた!


ポイズンブレスが俺を包み込む。


残念!それは効かないんだよ!


『ダークには毒は効かない。』


これで終わりだ!


俺は、渾身の力を込めてダメージを受けて傷だらけのワイバーンの首の付け根めがけてスキルを繰り出した。


『剣術スキル:パワーピアッサーが発動』


スパーン!!



ワイバーンの首が回転しながら宙を舞う。


ズズ…ン…


頭を無くした胴体が地面に崩れ落ちる。


パラパパパ~パ♪


『レッサーカオスワイバーンを倒した!ダークは、5000の経験値を得た!レベルアップ!ダークはレベル16になった!スキルレベルが上がった!ミッションキーアイテム:ワイバーンの羽を手に入れた。』


おっ、キーアイテムが出たぞ。これをおっさんに見せればミッションが進むな。





「おお!冒険者さんどうだったべか?」


詰め所に戻るとおっさんが駆け寄って来た。



「倒したぞ。これが証拠だ。」


おっさんにワイバーンの羽を見せるとおっさんは目を見開いた。


「なんと!ワイバーンだったべか!トロール達が怯えるわけだべ!本当にありがとうだべ!早速この羽を領主様の所へ持って行って、領主様に報告して欲しいべ!」



よし、これで領主へ報告すればミッションは終わりかな。

俺が部屋を出ようとするとおっさんが呼び止めてきた。



「冒険者さんちょっくらまってくれだべ!お礼にこれさ受け取ってくんろ!」


おっさんはかごに乗った果物を手渡してきた。


『ソロ撃破ボーナス!アンプロシア×3を手に入れた!』



アンプロシア…だと…。



俺は他のゲームで聞き覚えのある果物の名前を聞いて、すかさず鑑定した。


『アンプロシア(食品/消費アイテム)食べるとHP、MPを全回復。吸血鬼が食べても腹を壊さずステータスダウンにならない。ただし効果は半減する。《神の食べ物とされる果実。永遠に腐らない。》』


究極の回復アイテムでした…。



俺は頭をかきながらゼロズの街へ歩き出すのだった。

ブクマ1000越え!


皆様本当にありがとうございます!


補足:全状態異常無効ゲームバランスおかしくならない?

とのご指摘をいただきましたので説明させていただきます。

全状態異常無効は吸血鬼(真祖)や竜王などボスモンスター種族のみが覚えられるレアスキルです。

基本種族やノーマルモンスター種族は覚えられません。

そしてボスモンスター種族は各ゲーム内に一体しか存在出来ません。早い者勝ちです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ