チャコが来る
初めて会ったチャコは母の胸に抱かれた小さな白っぽいふわふわで…そして何となくムスッとしていました。
母曰く「一番無愛想なのにした」…えっ?何だそりゃ?
当時の商店街には、普段の買い物をする辺りより少し足を伸ばした場所にSというペットショップがありました。
毎年シーズンの店頭で里親募集の猫を展示していて、無料…では無くドライフード等を買う事でケージの中に居る好きな猫を引き渡してくれるというシステムだったそうです。
まぁ生き物ですし維持費もかかりますからそれも仕方無かったのでしょうね?
里親募集の猫達はケージの中に手を入れると皆「連れてって~」と言わんばかりに寄って来たのに、チャコだけは終始奥の方でムスッとしていたのだとか。
チャコとの出会いはこんな突然な物でしたが、やっぱり居てくれればどんどん愛情も湧きます!もちろんミーちゃんの事も諦めていませんでしたが、この新しく我が家にやって来たチャコだって大切な存在です。
当時の私はまだ週末に帰宅するのみでしたがチャコも立派な家族となりました…というかチャコの中では、たまにやって来る私の方が新参者だったらしく若干舐められていた様でしたが。