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ねこは続くよ~白猫ゆきくん  作者: さむらい
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事務所引越しの前後には

高校卒業後、私は県内でも自宅から幾らか離れた場所にある短大へと進学、学生寮に入る事となりました。

当時の我が家の家族構成は父母と兄そして私とミーちゃん、でも兄は既に就職して家を出ていたので自宅には父母とミーちゃんだけが残ります。

私と兄はたまたま同じ市(といっても南北にかなり離れた場所でしたが)での生活となりました。


自宅には一日一回電話をしてその日の報告をする約束をしていましたが、結局いつもミーちゃんの話になってしまいます。

ミーちゃんがその場に居た時は電話に出して貰う事も(私の声を聞いて不思議そうな顔をしていたとか?)。

事務所の引っ越しの後に行方不明になっているなんて露知らず、寮からいつもの電話をかけてミーちゃんを電話口に呼んで貰おうとしてもずっと「いま居ないよ」と断られていました。

その時は「あれ?タイミング悪いなぁ〜電話に出して欲しかったのに」位にしか考えていませんでしたが、何とか誤魔化していた母は正直心苦しかったそうです。


通っていたのはかなり田舎にある学校だったので辺りにコンビニすら無くバスは一時間に二本のみ、つまらないので私も含め週末になると帰省する学生も少なくありませんでした。

兄も毎週末帰っていたので、時間が合う時には行き帰りの車に同乗させて貰う事も多かったです。


あの事務所の引越しは、そんな家族が揃う週末に行いました。

そしてその翌週に帰宅するまでミーちゃんが居なくなった事に気付けなかったとは…情けない話です。

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