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もしも、ピアノが弾けたなら・・・・
もしも・・・・もしも、私がピアノを、弾けていたなら・・・・・
「はい。合唱コンクールでピアノ弾いてくれる人!!」
このクラスは嫌いだ・・・・
私、ユウユウこと、宮川優は、このクラスでうとまれている
顔も平凡。成績は平均よりちょっと上。運動は足を引っ張らない程度にはできる
全部平凡な人より、より平凡だ
なぜうとまれるのか・・・・・中学生は、そんなお年頃だからか?
べつに、それならそれでいい。でも・・・・・・
「ユウユウピアノ弾けるよねェ」
なぜ?
弾けないと言える雰囲気ではないが・・・・言おう。
「いや。生まれてこのかた、ピアノは触ったこともないが」
うわあ。クラス全員でにらんできたよ。
「優。弾けるって言ってたじゃん。うそだったの?」
うーん。言ったことないと思うが。
まあ、攻撃することで満足されるみたいだし、ほっておこう
「ちょっとぉ。無視するのぉ?」
「なんで、ナツミを無視するのぉ」
でた!!なつなつコンビ
まあ、私は合唱コンクールでのピアノにはならなかった。と、言う話だ。
このとき、ピアノが弾けない自分をこんなに恨むなんて思っても見なかったが