表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/37

終劇

今回で本編終了します〜^^唐突でごめんなさい。諦めず我慢して今まで読んで下さっだ皆様に感謝。・゜・(ノ∀`)・゜・。

 その中で琥珀色の両眼を持っている青年が息を付いている。風雅だ。彼は睨み付けるようにして私を見るとズカズカと大股で近づいて来る。


 明らかに怒っていた。その目は明らかに怒っている。私は愛想笑いを浮かべてみせたがやはり通じなかった。


 ピリピリとした雰囲気のまま私を覗き込む。


「どうしてこんな事を。俺がいつも付いている訳じゃないって事を――」


 こうなれば流しておこう。なんとなく、最近は何処か前よりも過保護になった気がする。


「あはは。そんな事より」


 私は街の中央にある大きな建物に目を向けた。この街――地方を治める『領主』の屋敷。王宮ではないにしろ立派だ。よほどこの地方の財政が潤っているのだろう。


「行かない? 話を付けに」


 私の満面の笑顔とは正反対に彼は半眼で返した。


「話? 凛。なんとなく遊びに行く感覚に見えるけど? 俺にはそれが。ちょっとそこまで。とは訳が違うんだが?」


「大丈夫だよ――風雅は私が護るからさ」


 むしろ反対じゃないか。と見ている人にはかもしれないが、違う。風雅は仙。私はそれを守るのだ。彼がそれでないと暴かれないために。ま、大抵自身で何とかしてしまうため私なんていらないのだけれど。


 もっとも、そもそも論として危ない場所に行かなければいいのだが。そうも言っていられない。


 沈黙。何かを必死に考えているようだった。何を驚くことを言ったつもりも無いのだが。


 彼は大きくため息一つ。諦めたように肩を落とし項垂れた。頬が赤く染まっている。それを隠すようにして口元に手を置いていたが、暫くして私の頭に軽く載せる。


 それがとなんだかてもかわいく思えた。


「まったく、やっぱ勝てねぇ。ーー好きにしてくれよ。もう」


 低く呻く彼に私はにこやかに答えた。


「うん」


 伸ばした手に風雅は苦笑する。繋がる手はとても温かくてとても安心することができた。こうしているだけで強くなることができるという錯覚さえ覚えるほどに。


 私たちは絡めた手を解くことなくゆっくりと歩き出す。きっと大丈夫。と言う思いと共に。ゆっくりと一歩踏み出していた。




 ――私たちが綴る未来へ。


 悠久とも思える高く青い空に白い雲がゆったりと流れていた。




暇つぶしになったでしょうか?///

完結設定しましたが本編で描き切れなかった外伝を書いてほんとの終了予定です。甘めに描きたいけど無理だろうなぁ(>_<);

ま、何はともあれここまでお付き合いいただいてありがとうございました〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ