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夏目漬物石作品集

小説家になろう作者が異世界にトリップして魔王を倒した話を書いた

作者: 夏目漬物石

吾輩はなろうサイトに小説を投稿しているのである。

まだ書庫化はされたことはない。


それどころか一向に読まれる気配がない。

吾輩は読者にコビを売って異世界VRMMOものを書こうと決めた。

しかし、吾輩はその手のたぐいのゲームをしたことがない。これには困った。

テンプレもあるらしいのだが、実際経験してみるしかないかもしれない。




吾輩は、息抜きを兼ねてパソコンで異世界VRMMOゲームを探す。望みのものはすぐ見つかった。


インストール不要、国内最大級、1億2千万ユーザーの異世界VRMMOゲーム”フロンティア・アーク・ライフ・デス・ラブ・オンライン”。

吾輩は、ゲームスタートをクリックする。すると吾輩は意識を失ったのである。


気がついたら異世界に飛ばされていた。元の世界に戻ろうとログアウトしようとしたがそれができない。どうやらこのゲームはサバイバルデスゲームのようだ。



モンスターが現れた。


吾輩は持っていた剣でズバババババババババババババババゥゥッッッッッッッッッッッーーーーーーーーーーーーーーーンンンンンンンンンとやっつけた。


LV2になった。力が10㎏上がった。体力が1000㌍あがった。100ゴールド手に入れた。食料とお釜とお鍋を手に入れた。


何度も得体のしれないモンスターが吾輩を襲ってきた。吾輩はそれらを倒しているうちに、LV100になった。

魔力が946ヘクトパスカルになり最強魔法”タイフーン”が使えるようになった。


街についた。中世ヨーロッパ風の街だ。


外人が話しかけてきた。

「アナタハ神ヲ信ジマスカ?」

どうやら、吾輩をギルドに誘っているようだ。断るのが気の毒なので加入してやった。そうしたらギルドメンバーの証のカードをくれた。


その日はその街の宿屋で泊まった。


吾輩は朝起きて、街の中を見物する。昨日もらったギルドゴールドメンバーズカードを紛失したことに気がついた。


吾輩はギルド事務所に行って再発行を頼んだが、1,500ゴールドいると言われた。吾輩はそんな事は聞いていないと抗議したが、ちゃんと規約に書いてあるとそれ一点張りだった。

吾輩はキレた。そんでもってギルドを脱退した。


吾輩は街を散策し、江戸幕府末期風のお城を見つけた。


吾輩は王様に面会した。


お姫様は美人で、可愛くて、綺麗で、萌えで、17歳でだった。まるでセーラー服の似合う高校生のようだ。

お姫様は吾輩に一目惚れしたが、ツンデレだった。


王様は吾輩に魔王討伐を命じた。成功したあかつきには、姫を嫁くれると約束をした。


吾輩は魔王討伐に向かった。危うく死にそうになったが、やっとっこさ魔王を倒した。

魔王は死ぬ間際に捨て台詞を言った。

「チートばかり油断したぜ……」


吾輩は街に帰ってきた。

街中の娘が「Σ(゜∀゜ノ)ノキャー、Σ(゜∀゜ノ)ノキャー」と声を上げ吾輩に駆け寄ってきた。まるでハーレムのようだ。


吾輩はお城へ行って王様にその事を報告をした。

お姫様が「(*ノェノ)キャー、(*ノェノ)キャー」と吾輩に抱きついてきた。


吾輩はお姫様を妻にした。(*´Д`)ハァハァ

王様はたいそう喜んだ。





と、吾輩は最後の文字をパソコンに打ち込んだのだった。


書き終えた後で、吾輩は思った。

「案ずるより産むが易しだな。テンプレを使えば、異世界VRMMO小説なんて簡単に書けるじゃん」


吾輩は久しぶりに執筆をした充実感に酔いしれた。

タグに嘘はなし。m(_ _)m


なお、感想は受付中でし。ポイント入れてくれ~


11/30大幅修正

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― 新着の感想 ―
[良い点] ここまで来るとかえって面白いぞ~。 もっと書いてほしいですね。 [一言] あれ、10ポイントも入れてしまった。
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