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短編

言葉

作者: 久田 六花

セリフが多いです

「言葉は軽いね」

少女が言う

「どうしてそう思う?」

青年は問う

「どんな思いを込めても、吐き出された言葉は霧散してしまうわ」

「そうだね」

「それに本当の気持ちを伝えてくれるわけじゃない、嘘を吐く事だってある」 

少女の白い髪を撫でながら青年は笑う 

「それで君はどうしたい?」

「どうにかしたいわけじゃない、ただ言葉が軽いってだけよ」

「それだけ?」

「いいえ、それに言葉は安っぽいわ」

「例えば?」

「ごめんなさいやありがとう、特にありがとうなんて何度も使うから段々安っぽく感じるわ」

「そうかな? ありがとうって言われたら嬉しいよ?」

「私が言いたいのは、物凄く感謝してるのに出てきた言葉が安く感じたの」

「確かに言葉は軽いし安っぽく感じる時もある、でもね言葉が無いと大変なんだよ」

「知ってる」

「言葉は時折すごい力を持つんだよ」

「そうなの?」

「例えば名前は個々に区別をくれる」

「確かにそうね」

「逆に繰り返される悪意のある言葉は人を死にも追いやる」

「あなたって時々怖い事をさらっと言うわね」

呆れたように少女がため息を吐く

「人の人生を変える力も持ってる名言なんかそうだよね」

「えぇ」

「歌だってそうだよ? 人を笑わせたり、勇気をくれる」

「そう」

「だからね、言葉は軽いけどすごい力を持っているんだよ」

「分かったわ」


「ところで何で君は、僕にこんな話を持ち出して来たんだい?」

「貴方が×××って言ってくれないからよ」

「おや、そういう事だったのかい? じゃあお先にどうぞ」

「もうっ! 普通は男性がいうべきよ!」

「分かったよ。ところで××が良いのかい? 僕は×××××の方が君には良いと思ったんだけど?」

「どっちでも」

「じゃあ×××××」

「やっぱり、安っぽいわ」

「酷いな」

最後までお付き合いくださりありがとうございます。

少女がありがとうが安っぽく感じると言っていましたが、締めの言葉はやはり感謝の言葉しかないと思います。

 青年と少女の最後の会話の内容は伏字まみれになってますが、入る言葉を考えてみてください。たぶんすぐに分かると思います(笑)

 ジャンルが分からなかったのでその他に入れときました。

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