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⑸『俺が死んだら土葬にしてくれ』

⑸『俺が死んだら土葬にしてくれ』



神が残酷でなければ、俺は火葬でも良い。だいたい、俺は神などには成りたくはない。昔、小学生の時に、神様や、と言われたことがあるが、だとしたら、この地球上の残酷が、全て俺の責任になってしまうのだ、ということなのだ。



神などというものに、俺は興味はない。無論、神頼み、というのはすることがあるが、これは、いわゆる、キリスト教などの神ではなく、何となく、地球を創造したであろう、神、とされる、一般的な神への、頼みなのである。



この神が居るなら、俺が死んだら土葬にしてくれ、という言の葉を、聞き入れてくれるはずなのだ。頼むから、土葬が良い。土の中で、自然死していきたい。空腹で栄養失調で、土の中で完全死するのが、俺の願いなのである。

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