表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

最終形態

もう誰も止められない・・・


もはや暴走どころではない。

老人力の爆発だ。

岡本太郎の再来である。 ぜんぜん方向違うけど。


最終形態の青木老人が出現した場所が、非常にマズかった。


ズボン、パンツを脱ぎ捨て、下半身丸出しの青木が

よろめきながら出陣した場所。

それはなんと、女性の4人部屋だったのである。


‘森村中央メディカルセンター’は美人看護師が多いので有名な病院だ。

その若く美しい女性達には目もくれず、

青木老人は 寝たきり・車椅子・歩行器等々、

とりどりの高齢女性の相部屋へ次々と参上し、

自らのイチモツをご開チンしたのである。

年増好みなのだろうか。


キャンディ青木を封じ込めた看護師だったが、

この日を境に「エロウジン」との

新たな戦いに翻弄される事となった。

看護師がパンツを持ってエロウジンを追いかける様は

まるでトイレトレーニングに励む母親のようであった。

エロに覚醒した青木老人にとって、病棟はまさにパラダイス。

夢の国。

竜宮城。

選り取りみどりの妙齢の女性達が、あられもない寝間着姿で

ベットから見つめ誘っている。

(ように見えるのだろう)


それから数日の間、青木老人は看護師の隙をついては相部屋に出没し、

そのたびに病棟は大混乱に陥ったのである。

元気いっぱいな青木さん。

いったいどこが悪くて入院したのでしょうね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ