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ホースの覚醒

青木老人パワーアップ!


思えば私達にも責任があった。

言うまでもなく入院生活とは、急性期を過ぎればおしなべて退屈であり

勝手なもので患者は新たな刺激を求める。


青木老人がやらかす度に、病棟全体が固唾をのんでその動向に期待し

歓喜していたのである。

目に見えぬそのエネルギーの様なものが、

おそらく青木老人を別のモノへと駆り立ててしまったのだ。


キャンディ青木と看護師のバトル 4日目 早朝


「きゃあぁぁぁ!青木さんダメえええ!!」


な、何がダメなんだ?!


だいたいやっと夜が明けたばかりではないか。

看護師たるもの、そんな時間に悲鳴を上げるとは、

プロ意識が欠如しているんじゃないのか?


それより青木、いったい何をした。


病棟の空気が一気に青木へ集中したのが分かる。


「青木さん、なんて恰好してるの!」


え?

変身か?

仮面ライダーか?

いや青木の年代だと月光仮面かも。


「そんなもの出してダメでしょ!みんなびっくりしてるでしょ!」


出した、だした、ダシタ・・・


う―――ん 鳩?


「ズボンはどこに脱いだの?パンツもはかないでっ!」


ホースの覚醒である。


※その時の青木老人のブツが本当にホースだったのか

それともストローだったのかは未確認であります

今となっては非常に残念

点滴担いで見に行けばよかったなあ


そして青木の暴走は想像の遥か斜め上を行くものとなった


病棟の関心を一身に受け、フル(古?)チン青木の快進撃は続く

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