1、神様の神様からのご褒美
1章です。
俺はルティ様の神界にいた。
そしてルティ様はぐったりしていた。
なぜこのような状況になったか説明しよう。
俺は奴隷を倒した後、神界に呼ばれた。
ルティ様に褒められた。
ルティ様の上司の上司に当たる神?からルティ様に神託が来た。
神にも神託なんてあるんだなと思った。
神託の内容は、その上司の上司が創ったスキルを俺に渡せというものらしい。
上司の上司を相手してルティ様が疲れた。⇦今ココ
「ルティ様の上司の上司ってどんな神様なんですか?」
「うーん・・・直接会ったことは無いけど、多分優しい神様?だと思うよ。あと、多くの神の神的存在かな?」
神様の神様って何なんだよ!?
俺が一粒の砂だとするとルティ様は太陽みたいなもので、その神様の神様は銀河みたいなものだろうか?
「その解釈で合ってるよ。ただ、私も砂みたいなものだけどね」
あ、この神様心読めるんだった。
不味い、俺がルティ様のぐったりしている姿が可愛いと思っていたこともバレたか!?
「・・・」
無言はやめて下さい。
絶対俺の心読みましたよね!?
無表情を保とうとしても顔赤くなってません?
まあそういう姿も尊いのですが。
「い、一旦置いといて、あ、あなたにスキルを渡していくよ!」
「どんなスキルなんですか?」
「私も分からない。というか詳細すら見えないんだよ」
「へぇ・・・」
「とりあえず渡すね。ほいっ」
虹色に強く光っているものが俺の中に入っていった。
すると、どこぞの天の声?が聞こえてきた。
[最上位者からのギフトを取得、この世界に適応しました]
最上位者ってすごいな。
この世界?別世界の神様なのか?
[続いて、縺昴≧縺スキルを取得するための縺?▽繧を取得しました]
なにこれぇ
あれ、でもこの縺?▽繧は見たことがある気がするけど何だったか忘れた。
[縺昴≧縺スキル、《スキルツリー》に認められ獲得しました]
スキルツリーってスキル沢山手に入るやつだった気がする。
いま使えるスキル何も持っていないからありがたい。
っていうか認められるってなんだよ。
[縺昴≧縺スキル《スキルツリー》の権能により、称号:大樹の保持者を手に入れました]
権能ってすごいな、称号ゲットだぜ!
[条件:転移者、勇者、神の使徒、《スキルツリー》、大樹の所持者、縺溘>縺倥e縺ョ縺?▽繧により、新しい世界を構築します]
ん?
世界の構築?
何だそれ?
[世界名:世界樹の楽園の構築が完了しました]
なんかすごいことになってきた。
[世界名:世界樹の楽園に認められ、称号:世界の保持者を手に入れました]
俺ついに世界まで手に入れちゃったよ。
[ステータスに大幅な変化があります。ステータスを表示します]
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
名称:高木龍太
種族:人族
年齢:17
職業:世界の保持者
レベル:1
攻撃力 :1000
知力 :1000
防御力 :1000
魔法防御力:1000
魔力 :10000/10000
俊敏 :1000
魔法:なし
スキル:なし
固有スキル:なし
限界突破スキル:《断罪王(凍結)》
縺昴≧縺スキル:《スキルツリー》
称号:転移者
異世界勇者
断罪神の使徒
断罪者
大樹の保持者
世界の保持者
加護:断罪神の加護
最上位者の加護
縺?▽繧:縺溘>縺倥e縺ョ縺?▽繧
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
[今、ご覧になられたステータスは隠蔽され、偽装されます。また、この声も本人以外に聞こえません]
すごい、俺が聞こうと思ったことを答えてくれた。
俺の心も読まれないのか?
[読まれません]
ルティ様にこの会話を読まれているのかと思ったよ。
っていうかこの天の声誰だ?
[私は―――上位者により隠蔽されました]
教えてくれなかった。
[私は、必要になった時にまた現れます。ではさようなら]
「ちょっと、さっきから心が読めないんだけど!?」
「あ、ルティ様。俺、心が読まれなくなったらしいです」
「どういうこと!?妨害するスキルなんて無いよ?」
「スキルも偽装されているらしいです。ステータス見せますね」
俺はルティ様にさっきのステータスを見せた。
驚かれた。
「ちょ、縺?▽繧!?そんなものまで手に入れちゃったの?
「俺、なんかやっちゃいました?」
「縺?▽繧だよ縺?▽繧。すごすぎるよ。この《スキルツリー》」
「俺には文字化けされていて、ルティ様の声も文字化けの音声になっているのですが、ルティ様にはわかるのですか?」
「あ、そう言えばこれは神にしか読めなくて、それ以外が見たり聞いたりすると文字化けになるんだったね」
「世界の保持者とか最上位者の加護よりもそっちのほうがすごいんですか?」
「当たり前でしょ、そんなもの世界なんかみんな持っているし、最上位者の加護は、神だったらみんな持っているよ」
「一般人からしたら”そんなもの”でもないんですが・・・」
「安心して、あなたも一般人では無くなったよ!おめでとう!」
「一般人じゃ無くなって俺は喜べないんですが・・・」
世界の保有者という職業になっているし・・・
「あれ、でも人族で世界の保有者っていたっけ?」
不穏な空気になってきたぞ!?
「私の記憶の限りではいないね。おめでとう!人族として初めての世界の保有者だよ!」
「そもそもその世界にどうやって行けばいいのですか?」
「『転移』で行けるよ!」
「俺、『転移』できないです」
「そう言えばリュータくんは《空間魔法》使えないんだったね」
「そうですよ。だから俺に世界があっても行くことが出来ないんですがどうすれば?」
《空間魔法》とか貰いたい。
「私が連れて行ってあげるよ!」
「行ったこともないところに行けるんですか?」
「あなたがいればいけるよ」
「行けるんですか・・・。俺っていま精神だけここに来ているんですよね」
「そうだけど、なんかあった?」
「このままそこに行っても戻れるんですか?」
「多分大丈夫!」
多分って大丈夫なんですかね・・・
「それじゃあ早速行ってみよー『転移』」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
転移した先には一本の木と、広い草原が広がっていた。
一本の木と言われてもバカでかい木なのだが。
俺はすぐに気がついた。
これが大樹である、”世界樹”なのだと。
投稿休止します。
イカ戦士を頑張っていたら、こっちに手が回らなくなりました。
申し訳ございません。