表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大樹の断罪者  作者: のこじ
プロローグ
1/5

プロローグ1 ”転移”

のこじの新作品です!

よろしくお願いします。


11/2サブタイトル変更

11/19魔法にレベルを追加

11/27”スタミナ”を消去、魔力にスラッシュを追加。

俺の名前は、高木(たかぎ)龍太(りゅうた)だ。

ある日、俺は高校に向かっていた。


「はぁ〜〜〜〜〜」


ため息しか出なかった。学校のクラスメイトは、大絶賛修学旅行中である。


え?なんで俺は高校に向かっているのかって?

それは、流行っているとある感染症に感染していて、出席停止を食らっていたからだ。


今日、学校に顔を出しに行った理由は、学校に呼び出されたからだ。

その肝心の呼び出された理由というのが・・・


「君のクラスメイトが修学旅行中に行方不明になった。返ってくることを願うが、君は他のクラスに一時的にクラス替えしてもらう」


・・・というものだ。


それを聞いた俺は、家に帰された。

他のクラスの人が修学旅行から帰って来るのを待て、ということだ。


帰っている時、俺は1人不安になっていた。

幼馴染の三条鈴音の安否についてだ。

幼馴染と言っても、親同士が友人()()()からだが。


俺の親はもういない。

母親は、俺が生まれたときに他界してしまった。

父親は、小さい頃から気晴らしに俺を殴ったり蹴ったりしていた。

そんな姿を見た鈴音の父親が直ぐに警察に連絡をして、父親が逮捕された。

俺には身内が父親しかいなかったから、当時7歳だった俺を鈴音の父親が保護してくれた。

そこから鈴音とは、10年間の付き合いである。

恋愛というものではなく、家族のようなものとして、だが。

鈴音の父親曰く、俺の父親は母親が死ぬまではいい人だったらしいが・・・

・・・俺には暴力的な父親の姿しか見たことがなかったから想像の付きようがない。

鈴音は親がいなかった俺を心配してくれた。

親がいないことについても、心強い味方になってくれていた。




そんな唯一の姉弟のような鈴音が行方不明になってしまった。




その2週間後ぐらいに、俺は、新しいクラスに()()()クラス替えした。


結局行方不明だったらしいが・・・。

船が沈没した辺りには何もなかったそうだ。

生存は絶望的だ、ということらしい。


クラス替えで1つ恐れていることがあるが・・・それについては、考えないことにした。


そんな新しいクラスで、自己紹介のときに親がいないことについて話すと、俺が恐れていたことが起こった。


「はっwお前、親いないのかよw!可哀想なやつだなw!」

「そう、まじでw」


やはりいた。



クラスメイト(ゴミども)



鈴音がいた頃は、鈴音の高貴なオーラとカリスマ力により、俺を庇ってくれたが、今はいない。

つまりもう、自分で対処しなければいけないのだ。

どうにかして、無視を貫き通して憂鬱のまま、その日を終えた。

そして、帰りの挨拶が終わり、帰ろうとしたその時、天から声が響いてきた。


『勇者様方、召喚に応じてください。よろしくお願いします』


応じろ。と言われても、応じる方法がわからない。


『応じない人は強制的に召喚させていただきますので、ご容赦ください』


それって、応じても応じなくても召喚されるということだよな・・・。

そんな事を考えていると、クラス全体が光に包まれた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


光が収まると、そこには宮殿?みたいな空間が広がっていた。

辺りを見渡していると、女性が話しかけてきた。


「召喚に応じていただき、ありがとうございます。私は、この神殿の巫女である、レセルです。この世界は、あなた方の言うところの、”異世界”です。今から、あなた方に説明をさせていただきます」


レセルさんによるとこの世界には、レベル、ステータス、スキル、魔法などがあり、俺達は”勇者”らしい。そして、勇者の役目は”魔王”を討伐することだそうだ。

俺は思った・・・。

よくある典型的な異世界転移ものだぁっ!

俺はかなりの頻度でボッチで、やることがなかったから、ラノベをよく読んでいた。

そのおかげで、ラノベの知識は豊富にある。

ついに、俺も異世界でチートを使って、無双して、俺TUEEEEをする時が来たか!

・・・と思っていた時期もありました。

強さの上位10名までしか、討伐に参加できないらしい。

”安全のため”だそうだ。

そんでもって、”鑑定の宝玉”で強さを上からランキング付けするらしい。

1人ずつ鑑定が始まった。

鑑定が始まっていき、とある人物のところで、この神殿にいる人から、歓声が上がった。


「これは・・・」

「凄まじい強さだ」

「なんということだ・・・」


多くの人が絶句していた。

その人物とは・・・俺を最初に親がいないイジメをしてきた大原(おおはら)祥太(しょうた)だ。


ちなみにステータスは、


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


名称:大原 祥太

種族:人族

年齢:17

職業:召喚勇者

レベル:1

攻撃力  :1000

知力   :1000

防御力  :1000

魔法防御力:1000

魔力   :1000/1000

俊敏   :1000

魔法:火属性魔法Lv1 水属性魔法Lv1 風属性魔法Lv1 土属性魔法Lv1 光属性魔法Lv1 闇属性魔法Lv1 聖属性魔法Lv1 回復魔法Lv1 神聖魔法Lv1

スキル:《身体強化(大)》《魔力回復(大)》《スタミナ回復(大)》《言語理解Lv1》

固有(ユニーク)スキル:《勇者術Lv1》《超補正(全)》 

限界突破(アンリミテッド)スキル:《一撃必殺Lv1》

天与(ギフト)スキル:《スキル無制限使用Lv1》

称号:転移者

   異世界勇者

加護:戦神の加護

   魔法神の加護


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


はい、こいつチート野郎です。

ただでさえ珍しいユニークスキルを持ち、その上、最上級スキルである、アンリミテッドスキルまで持ち合わせているチート野郎です。

ギフトスキルとは、転移をした時にもらえるスキルで、こいつは、通常一戦闘中一発しか使えない、《一撃必殺》を、《スキル無制限使用》で永遠と、使い続けるというやつだ。

まじで、チート。

その後、しばらくして今度は、大原祥太とは、正反対の意味で絶句されていた人がいた。

その人物とは、俺をどちらかというと庇ってくれた方である、谷村(たにむら)竹美(たけみ)だ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


名称:谷村 竹美

種族:人族

年齢:17

職業:召喚勇者

レベル:1

攻撃力  :30

知力   :30

防御力  :30

魔法防御力:30

魔力   :30/30

俊敏   :30

魔法:なし

スキル:《身体強化(微)》《言語理解Lv1》

称号:転移者

   異世界勇者

加護:なし

縺?▽繧:縺励s縺ェ繧九f縺?@繧縺ョ縺?▽繧


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


このステータスは、この世界では平均よりも水準が低いらしい。

それで多くの人が絶句をしていた。

そんな事もあったが、遂に俺の番が回ってきた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


名称:高木 龍太

種族:人族

年齢:17

職業:召喚勇者

レベル:1

攻撃力  :100

知力   :100

防御力  :100

魔法防御力:100

魔力   :100/100

俊敏   :100

スタミナ :100

魔法:なし

スキル:《身体強化(中)》《魔力回復(中)》《スタミナ回復(中)》《言語理解Lv1》

固有(ユニーク)スキル:《勇者術Lv1》

天与(ギフト)スキル:《魔法並列詠唱Lv1》

称号:転移者

   異世界勇者

加護:なし


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


なんですか、このステータスは。

ステータス・・・うん。

平均よりちょい高。

スキルは・・・ギフトスキルが強いかな?

という微妙なスキル構成だった。


この後も、鑑定は進んでいき、無事終了した。

ここからも分かる通り、《イカ戦士》と若干繋がってます。

次回は一週間後を予定しております。

(イカ戦士を優先的に投稿します)

クラスメイトゴミ過ぎ問題。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ