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フォニックス 運命の始まり  作者: ことこん
第一章 フォニックス、始動!
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第二部 最初の依頼

それから、俺たちは、部屋決めで揉めたり、カレーにどの肉を入れるか決まらなかったりしたが、そんなことより次の日。俺は、

「もう8時だぞ!やる気あんのか?」

という声を聞いた。

「ふわああい」

俺は部屋から出て食卓に向かった。食卓にはスインとアイン、フウワががいて、先に朝食をとっていた。

「依頼来とったで」

俺は手紙を受けとった。

「フォニックスさんへ

行方不明の息子を探してください。今山にいるという情報を得ま…」

と読み上げると、エントは飲みかけていたコーヒーを盛大に吹き出し、フウワは俺に詰め寄って来た。スインが、

「今山ってなんなん?」

と首をかしげたので、フウワが説明した。

「元々は気候のいい山だったんだ。だけど、ある日突然行った人が帰って来なくなったらしいんだ。もしかしたら息子が犯人かもしれんな」

「それじゃあさ」

とエントが口を挟んだ。

「これを解決したら一石二鳥じゃねえの?」

「そう捉えるしかないか」

俺たちは今山に行くことになった。


「ここが今山かあ」

「気をつけろよ」

「ああ。さっさと行くぞー」

さらに進むと、数多くの妖気を感じた。

そこに目を向けると、数えきれない程の小動物がいた。(この世界には妖怪と呼ばれる動物と人間界にもいる動物の2種類がいる。)

「あいつらが原因か!」

「そのようだな」

小動物たちは襲いかかって来た。

「そっちが来るなら、やるしかないよな!」

この戦いで、色々なことが分かった。俺とエントは妖力を使いながらの近接攻撃だが、フウワは妖力をあまり使わない格闘技、スインは透化を使った遠距離攻撃、アインはあまり戦闘経験がないのか、下がってサポートをしていた。あっという間に倒したが、まだ妖気があった。

「こっからが本番ってわけか」

俺たちは道なりに山を登って行った。

「ここ、登山道だったんだよ」

「へえ。登りやすい道だね」

「ここで何があったんだろう?」

「どっちにしろ、俺たちのやることには変わりは無い」

「着いたみたいだぞ!」

俺たちは広場に出た。

「ここはご飯食べるとこだったんだけどなあ。動物達、何で襲ってくるのかな?」

その時、背後から鳴き声がした。

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