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生活モニュメント[12]

地平ボーダーライン

作者: 袋小路 めいろ

僕は君がどう思うか

全く考えていない

僕は僕の意志だけで存在する

世間一般の普通も

君だけの普通も

僕にとっては要らない物だ




「人は大切だ」というのは簡単

そして 大切に出来ない人を

人は非難する

だけれど

君が人を大切にしているとは

思う事ができない

君のやり方を

僕は違うと思っているから

お互いにそう思っては

転んでいる




直線上に

置いてある太陽

夕日と朝日で

空間相違

永遠の平行線

次元を超える

素材は同じでも

僕等は啀み合うのさ




二酸化炭素を吐きながら

二酸化炭素を吸い込んで

二酸化炭素を出すなと言う

陳腐な形は人の形

世界で一番綺麗な生物を

紹介している

世界で一番最悪な人類は

二枚舌という

道具を作り上げた




正当性を主張する

君の考えは

世界で一番最悪な人類が

主張する物で

世界で一番綺麗な生物が

主張する物では無い

全くの無関係だ

僕も含めて




直線上に

置いてある太陽

夕日も朝日も

生物には平等

永遠の平行線

時間の概念は無い

素材は同じでも

僕等は啀み合うのさ




「人に生まれて良かった」

そう思えと言うのなら

途中で

「他生物になりたかった」

そう思う事は何故だろうか

それが既に

答えではないのか




直線上に

置いてある太陽

夕日も朝日も

その名前ですら

人類概念

僕等は皆

名無しで

生まれてきた

永遠の平行線

創造したのは人類

素材が同じでも

僕等は啀み合う

全ては僕等の責任だ







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― 新着の感想 ―
[良い点] この詩深いですねー 沈む太陽と登る太陽を見て、 考えをめぐらしていく様が見事です。 ありがとうございました!
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