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Schizophrenie

いしょ。

作者: 裕弼

口を開く

時が止まる

手を振る

視界が溶ける

あと一歩

セカイを捨てる意思を


思えば遠くまで来たものだ

欲しいものは手に入らず

生ゴミを押し付けられて

嘔吐に耐えながら時間を進める


生きた証を残さずに 唯「消える」

そのために生きてきた

過去は語れず 未来も見えない

今を生きることすら困難で


選択した意思が間違っていても

後悔などしない

望んだ未来が手に入らないなら

生きている意味が見えない


「これが真実だ」と 歪んだ幻想をつくり

「キミの為だ」と 心臓を鎖で縛りつけ

「運命なんだ」と 諦めさせられ

的確に僕を誘導しているじゃないか


おかげで気づかされたよ

僕の真実

一体僕は 何を望んでいたんだろう?

困惑するばかり


優しいほど残酷なキミたちに

二つだけ返してあげる

「今までありがとう」

「さよなら」

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