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ハンターが加わった。
ハンターの女の人は、ユリアという名前だった。
ユリアさんは、話し好きで気さくな人だった。
夕食の席では、村長の二人の娘が先を競って、ユリアさんに話しかけていた。
その中でもユリアさんは、私とアルディクにも話を振ってくれたので、楽しく過ごすことができた。
客間に戻ってからは、ユリアさんが私たちのことを聞きたがったので、色々と話をした。
クーちゃんのことも、話した。可愛いと言ってくれて、嬉しかった。
夜が更けると、明日も話そうと約束して眠りについた。
翌日。
ハンターの人たちを相手に、店開きをした。
ユリアさんも、男たちに混じって、色々と買っていた。
その後はまた話をして、結局、ユリアさんも、私たちの村に一緒に来ることになった。
ギルドへの報告は、すでに通信鳥で済ませているので、問題ないそうだ。
エルフの村に行ってみたかったんだと、照れくさそうに笑った顔は、なんか可愛かった。
こうしてカーチス村に帰る道のりに、一人加わった。




