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マゼンタに着いた。

 昼食の後、しばらく街道を行くと道往く人が増えてきた。

 そのまま真っすぐ行くと、マゼンタが見えてきた。


 マゼンタの街は壁に囲まれ、門の前には行列ができていた。身分証を見せなくては入れないらしい。

 私たちは商人の列に並んで、順番を待った。


 日が暮れる頃、ようやく街の中に入れた。

 そのまま、パドナン商会が経営しているという宿屋に向かった。

 スーシェさんに、家に帰らないのか訊いたら、商会に報告するまでが仕事だから、と言われた。


 初めて入る宿屋は、思っていたのより綺麗で広かった。

 ここにはお風呂があるというので、さっそくアルディクと浴場に向かった。

 男と女は入口が分かれていて、アルディクと別れてお風呂に入った。

 話には聞いていたけど、水浴びではなく温かいお湯に浸かるというのが不思議だった。でも、旅の汚れがとれてサッパリしたし、気持ち良かった。


 部屋に戻ると、食事の用意がしてあった。宿の人に運んでもらったらしい。

「ここは商談にも使われるから、頼めば運んでくれるんだ」

 食堂で食べると思っていた私に、父が説明してくれた。

「部屋のほうが、ゆっくりできるからな」


 この日は長旅の疲れもとれて、ぐっすり眠ることができた。



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