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森を抜けた。

「次のノールに着くのは八日後だ」

 父が言った。

 また野宿が続くのかと思うと、ちょっとウンザリしたけど仕方ない。

 それに、村ではクーちゃんを隠しているから、森のほうがクーちゃんのためには良いのだし。


 昼食は、セイリア村で貰った物を食べ、夕食はクーちゃんが狩ったホロ鳥とウサギ、それに森の果物を食べた。

 クーちゃんが捕れる獲物は限られているのだが、父が香辛料でいろんな味付けをしてくれて、飽きることなく美味しく食べることができた。

 特にアルディクは、毎回美味しそうに食べていた。



 旅は順調に続き、予定通りにノール村に着いた。


 ここでも歓迎されて、村長宅に泊めてもらった。

 久しぶりのご馳走と布団に、やっぱり村はいいなぁと思った。


 ノール村でも、翌日に店を開いた。変わったことと言えば、ここでは硬貨で買う人が多かった。


 店を片付けた後は、すぐに出発した。

 次の村は街に近いので、二日で着くそうだ。


 村の人たちに見送られ、街道に出て草原の中を進んでいく。

 …もう、森は見えなくなっていた。



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