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セイリア村に着いた。

 ノイド村を出発して十日目に、予定通りセイリア村に到着した。



 ずっと野宿が続いたのは辛かったけど、その間にアルディクと仲良くなれて、最初の頃より楽しい旅になった。


 念願の耳にも触らせてもらえた。尻尾もあるのか訊いたら、無いと言われた。…ちょっとガッカリした。

 アルディクは、母親が人間で、父親が獣人だったのだという。

 私も同じ“半分”だと言うと、嬉しそうに笑った。



 セイリア村でも歓迎されて、村長さんの家に招かれた。

 特に、村長さんの息子のアサンが親切で、私と二つしか違わないのに『お兄さん』という感じだった。

 アサンの妹のアイリは私の一つ下で、アルディクに興味津々だった。耳をジッと見ているところに、親近感をもった。


 夕食は、大人は大人同士、子供は子供同士ということで、アサンとアイリ、私とアルディクは、父たちとは別の部屋で食べることになった。


 アサンは色々気を遣ってくれるし、アイリはアルディクに話しかけて楽しそうだし、その夜の食事はとても楽しく過ぎていった。



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