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羽が生えてた。

 クーちゃんは、そのまま食べるのを止めて、殻を出てきた。

「あれ?」

 背中に、クシャクシャした物が付いている。軽く引っ張ってみると、それは羽のようだった。


「お母さん、この子、羽が付いてるよ」

「羽の生えたトカゲなんて珍しいわね」

 クーちゃんが、羽を引っ張られるのを嫌がるようにクルルと鳴くので、指を頭に移動した。撫でると、今度は嬉しそうにクルルと鳴いて目を細めた。

(可愛いなあ~)

 今までトカゲを可愛いと思ったことはなかったけど、クーちゃんはすごく可愛く見える。


「卵の殻を食べるのなら、毎日卵料理を食べないといけないのかしら…」

 母は困ったように呟いた。でもトカゲは虫とか食べるんじゃないのかなあ…。




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