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野宿をした。
夕方になり、川の近くの開けた所で、野営をすることになった。
焚き火をする時、私の魔法が役に立った。兄の言う通り、火種になって、便利だなあとスーシェさんに褒められた。
夕食は、クーちゃんが捕ってきたホロ鳥と川魚を焼いて食べた。
クーちゃんのことも、役に立つと父たちに褒められて、嬉しかった。
「ティニアはもう寝なさい」
父たちは、交替で見張りをするという。
私もやると言ったけど、お前には任せられない、と言われたので先に寝ることにした。
クーちゃんにおやすみを言ってから、結界を張った。
この日もまた、すぐに眠りについた。
旅の二日目も、何事もなく過ぎていった。




