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旅に出た。

 旅立ちの日。


 たくさんの人が見送りに来てくれた。

 旅の途中で食べるようにと、色々な物を貰ったり、注意することを嫌になるほど聞かされたりして、なかなか出発できなかった。


「ペンダント、絶対にはずしちゃ駄目よ」

 母に念を押された。ペンダントとは、母に貰った結界の魔法具のことだ。

 結界は自分で張れるから、と言ったら、寝てる時はどうするの、と怒られた。確かに、私の結界では一晩中は保たない。…やっぱり私の魔法は、魔法具より役に立たないと、少し落ち込んだ。


 ラディは、色々な薬を用意してくれた。ラディから貰えるとは思ってなくて、ちょっと驚いた。


「そろそろ出ないと、明るいうちに着かないぞ」

 父の言葉で、ようやく出発することになった。


 クーちゃんの様子を見ると、鞄の中で大人しくしている。

 クーちゃんが迷子にならないように気をつけなくちゃと、飛ばす時は広い所だけにしようと思った。



 初めて村の外に出るのは不安だけど、それ以上に旅をするのが楽しみだった。



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