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卵を拾った。

 薬草採りの帰り、森の中を歩いていたら、目の前に何かが落ちてきた。

「?」

 下を見ると卵が一つ。…上を見ても何もない。

 親鳥が産み落して行ったのだろうか?しかし、鳥の羽ばたきなど聞こえなかった。

 何の卵だろう。鶏の卵よりも二回りほど大きいから、親鳥は結構な大きさではないだろうか。

 まあ、何にしても食べられるだろう。そう考えて持って帰ることにした。




「ただいまー。ねえ、卵拾ったよ!」

 家に帰って、さっそく母に見せてみる。

「あら、何の卵かしら」

 卵を受け取って首を捻っている。母にも親鳥の正体が分からないらしい。

「どこで拾ったの?」

「森の中。空から落ちてきた」

「親が落したのかしら?ずいぶんマヌケねえ」

 二人で顔を見合わせて笑う。…卵は今日の夕食に決まった。




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