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暴言集

どうせオマエにゃわからんだろうけど、オレはオレなりに生きている。

作者: いつわり

上を見ても、下を見ても、

そこには何も存在しない。

右を見ても、左を見ても、

俺の生きた証は存在しない。


俺は何で生きてるんだっけ?

俺は何の為に生きてるんだっけ?

って、ふと思うことがある。

時として、それを考えすぎて、

眠れないことだってあるくらいに。


俺のしたいことって何だっけ?

俺のやるべきことって何だっけ?

って、ふと思うことがある。

俺はよく、自分がわからなくなるんだ。


そんなことを考えたって意味がない。

って、昔誰かに言われたことがある。

ただ、目の前のことに必死になれって。

だけど、残念ながら俺には理解できない。


将来が見えない。

自分の価値が見い出せない。

ってか、そもそも俺って何だっけ?

わけがわからない。俺って一体?


くだらない常識に縛られて生きる意味。

その生き方の先には一体何があるんだ?

俺が思うに、生きた先には死しか存在ない。

確かに、功績だとか名声だとかは残るだろう。

偉大なことをすれば、偉大な人と歴史に残るだろう。


しかし、歴史に残ったところで何の意味がある?

歴史の教科書に載っている人たちに何の意味がある?

尊敬する人物は?と聞かれたときに答えてもらえる。

好きな歴史上の人物は?と言われたときに話をしてもらえる。


しかし、そんなことに何の意味があると言うんだ?

実際にしたことが事実通りに伝わるとも限らないのに、

俺らは何を信じて、歴史に何かを残したいって言うんだ?

俺にはさっぱりわからない。 所詮、くだらない理屈。


だが、人によっては、別に歴史に名を残す必要はないと言うだろう。

しかし、それじゃあ、何のために人間は生きるんだ?教えてくれよ。

楽しく生きればいい?自分の好きなように生きればいい?

じゃあ、なんで人は生きていると苦痛を味わうんだ?

じゃあ、なんで他人に迷惑はかけるな?って言うんだ?


好きなように生きていいのなら、たとえ人を殺したとしても、

何の罪に問われる必要などはない。だって、好きなように生きたんだから。

秩序を乱すなと言うのなら、好きなようには到底生きることなどできない。

俺は所詮、自由という名の秩序に縛られて生きるしかないのかな?


もし、違うというのなら教えてくれ。

人は生きているうえで、他人と関わるほかない。

一人で無人島で暮らしたとしても、他の生物と関わるしかない。

だが、ある偉大な人は言った。 秩序を乱すなと。


しかし、人が生きていくためには、他人と関わらなくてはならない。

他人とかかわって生きていくには、自分を殺すしかない。

少なからず、他人の意見を尊重しつつ、自分を殺すしかない。

一人で無人島で生きていくとしても、生物を殺して喰らうしかない。

だがしかし、他の生物を殺すということは世界の秩序を乱すということ。


え?別に弱肉強食だから、仕方のないこと?

だったら、むやみやたらに猫や犬を殺していいのかい?

食べないための無駄な殺生はダメ? おかしいだろ、そんなの。

だって、強いものは弱いものをどうしたって構わない。

ライオンだって、食べるためだけに狩りをしているわけではない。

オオカミだって、食べるためだけに狩りをしているわけではない。


生きている間の暇つぶしで、他の生物を殺したりもするんだ。

ついつい、凶暴すぎる猫パンチ。 時として、生を失くしてしまう。

人間だって同じ。むかついたから、他人を傷つける。

言葉の暴力や、時には物理的攻撃で、弱者に強さを見せつける。

人は誰かと、何かと関わるからには、少なからず秩序を乱す。

人以外の生物も、それは等しく同じで、少なからず秩序を乱す。


だが、偉大な人は言うのだろう。

少々の過ちは仕方がない。これからを正せば何も問題ないと。

面白いな。じゃあ、人を殺しても反省すればOKなわけだ。


だって、そうだろう?

この進み続ける地球温暖化も、大気汚染も、反省すれば許される。

だとしたら、これからを正せば何も問題ないということは、

これまでは何をしたとても、その罪は問われず自由ってことだ。

要するに、ムカついたら人殺して、反省すればいいわけだ。


人ごときが罪の代償を量るのは、大それたことだというのに。


くだらない常識に縛られて生きている。

誰に決められたわけでもないのに、今日も無駄に会社に行く。

行かなきゃいけないのは、社会の目や自分の気持ちの問題。

別に、行かなくたって、誰にも責められる理由なんてないというのに。


くだらない人生を生きなきゃならない。

なんで俺が生まれて、なんで死ななきゃいけないのだろうか?

生きる意味とは? 死んでいく意味とは? くだらない考え。

だけど、生き方とか死に方とかは、人それぞれ。これは俺の考え。


止まらない濁流に呑まれて生きている。

わけがわからないまま、わけのわからない行動をとる。

それに、何の意味があるかはわからないけれども、とりあえず。



止まらない俺の考え。永遠とも思える時の中で、俺は眠り続ける。















お前に指図はされたくない。


これは俺の人生。 それ以上でもそれ以下でもなく。




孤独かもしれないけれど、それでもかまわない。




俺は俺だけの道があると信じてるから。

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