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【え?僕が破壊神?】  作者: 雷獅
第一章 破壊神 召還
2/11

第1話 魔界講座!

作り置きをしておいた分を多少修正しての投稿です。


説明回ですが、自分は説明が大の苦手なので

分かりにくいところがあります。


またかなり急展開かもです。


9/25ステータスの部分を微調整

       第1話 魔界講座!


「僕が破壊神・・・ですか?」


「はい、あなた様が破壊を司る破壊神様です」

男は僕に構うことなく説明を始めた。

「この度は私のようなところに御出でくださってありがとございます。

私はこの地域を治めている魔王アルゼラです。アルと気軽に呼んでください」


(え?魔王?何言ってるのこの人・・・)


「では、早速ですが本題にはいらせていただきます。

先ほど申し上げたように私はこの地域を治めているのですが

最近は人間共の王が魔王、つまり私のことを倒そうと

様々なところから勇者をを集めては私のダンジョンに送ってくるのです」


「そこで破壊神様には私のダンジョンを拡張していただき

勇者共から私を守っていただきたいのです。

もちろん破壊神様には快適な生活を約束します。」


(んっ?・・・『勇者』『魔王』『ダンジョン』『破壊神』?・・・ 

これどう考えても『破壊神による魔王のためのダンジョン』だよね・・・

魔王のキャラとかが何か違う気がするけど・・・)


「え~と、つまり僕はツルハシで土を掘りつつ、魔物を生み出して勇者を倒すという事ですか?」

僕はこの状況を直ぐに飲み込めていることに自分でも驚いていた。


「はい、大方は合っております。

ですが破壊神様が直接掘るのでなく、様々なパーツを組み合わせていきダンジョンを作りつつ

魔物を魔方陣から召還する、といった事をしていただきます」


(なるほど・・・ 防衛型ゲームって考えればいいか・・・)


敦は現実世界ではゲーム以外することが無かったため

今回の事は本人が気づかないだけでかなり興奮していた。


「あ、後破壊神様はいつも通りに話していただいても結構ですよ」

「ぅ、うん。分かった」


(話しにくかったから助かった)

と内心喜んでいた敦だった

「あ、あと破壊神様じゃなくて敦って呼んでもらえる?

破壊神様だとなんか落ち着かないから」

「分かりました、敦様」

(やっぱ様はついたままか・・・)


「後、一応聞いておきたいんだけど、勇者に捕まったらどうなるの?」

「殺されます。【敦様も】です」

「ぼ、僕も!?」

「はい、勇者共は正義感の強い人間です。

なので破壊を司る破壊神様である敦様は確実に殺されます」


衝撃の事実をあっさりと伝えられた僕ははかなり驚いていた。


「だからこそ敦様も本気でやっていただかないとなりません。

最初の方は戸惑う事が多いと思うので私がサポートをさせていただきます」

「うん、ありがと・・・」


「では早速ダンジョンを作るにあたっての説明をいたしますのでこちらにどうぞ」


僕がまだ少しふらついている足を使って

アルの後ろについて行った。



               ~ダンジョンコアの間~


「これがダンジョンを作るにあたって、もっとも重要なダンジョンコアです」


そこにはとても大きな壺(?)ぽいものが置かれていた。


「この椅子に座って凹んでいる部分に手を置いてて下さい」


僕は言われた通りに椅子に座り、手を置いた。

すると凹んだ部分が僕の手以外のところが埋まり僕の手形になった。


「これでこの壺は敦様以外は操れなくなりました。

ただし敦様が死んでしまった場合や、ダンジョンの運営を過度に怠惰なさった場合は

権限が破棄されますのでご注意ください」


(破棄される際になんかペナルティー的なものはあるのかな・・・

まぁ言ってないってことはないんだよね・・・

うん、そういうことにしとこう・・・)


「ではこの壺の操作を説明させていただきます。

まずはこのパネルからです。

このパネルは今のダンジョンのスタース、魔物の状況、勇者の位置等が分かります」


「魔物ってどうやってつくるの?」

(ゲームだと養分のあるところ掘ってたけど・・・)


「魔物等の作り方は後ほど纏めて説明いたしますので・・・」

「あ、ごめん」

「いえ、気にすることではありませんのでご安心を」


「では説明を続けさせてもらいます

動かし方は指でなでるようにスライドをすることで画面等を動かせます

さすがに勇者や魔物等の生きている物は移動させれませんがトラップ等などは

勇者がくるまえなら自由に移動させることができます」


「またこのパネルは手首のあたりを横にスライドすることで表示が可能です

ただし、この時はトラップなどを移動させることはできません」


僕が試しに手首のあたりをスライドしてみると

パネルが現れ、そこには今のダンジョン全体が表示されている。


(ん?何だこれ)

敦の目線の先には自分のステータスが書いてあった。


名前:山本敦

種族:人族

性別:男性

年齢:17歳

職業:破壊神

出身地:???

スキル:悪意に満ちた言葉Lv1

称号:成り立て破壊神


僕がスタースのことについて聞こうとすると

アルが次の説明に入ろうとしていたため

また別の機会に聞くことにした。


「次は魔物の作り方等についてです。

魔物は基本的にこの壺のパネルでしか生み出すことはできません。

魔物をつくる場合は魔物一覧から作りたい物を選び

そして選らんだ魔物を召還するための魔方陣の位置を設定することで

魔方陣から魔物を召還できます。

またこの数値を設定することで召還する数を決めれます。

試しにスライムを選択して召還してみてください」


「分かった、失敗しそうだったら言ってね」


僕はさっそく言われた通りにスライムを選択し数値を1にし

そして一室に魔方陣を設置し召還した。

すると魔方陣から1匹のスライムが出てきて徘徊し始めた。


「おぉ!ほんとに出てきた!」

「スライムは直線的にしか進めませんので、召還するさいには注意してください。

またスライムの特性としてナックル、メイス等の物理攻撃は基本的に効きません。

ですが、魔法攻撃やスライムの体がバラバラにされてしまうと死んでしまいます。

なので上級者の前でスライムのみに頼ることはお勧めいたしません。

また彼らは他の魔物の餌などにもなりますのでダンジョンには必須な魔物ともいえます。」


「まぁスライムは多いことに越したことはないって事かな?」

「その通りでございます」


「次にダンジョンを作るにあたって注意すべき事についてです。

まずこの壺には魔物をつくるための『養分』『魔力』の2種類が貯蓄されています。

この養分、魔力が完全に0になると壺が割れてしまいますので、ご注意ください。

養分の方は自然と溜まっていきますが

魔力を得るには勇者を倒しこの壺に捧げなければなりません。」


「捧げるって・・・生きた状態のままで?」


「いえ、死んでいても生きていてもどちらでも構いません。

ですが勇者共の絶望や怒りが多い程魔力は溜まります。

なので捧げる前に精神が壊れない程度に追い詰めるすることをお勧めいたします。

また男勇者は労働力として使う、また女勇者の精神を追い詰める為に使う事が出来ます。

女勇者は調教して自分の奴隷等にも出来ます。

そして勇者は全員魔族ギルト等に売ることで新しい魔物や、パーツを買うことが出来ます」


「因みに魔族ギルトとはその名の通り、魔族が運営しているギルトです。

ギルトでは様々なパーツ、魔物、トラップ等が買えます。」


(しかし・・・結構酷い事をするんだな・・・

俺にそんな事ができるのか・・・?)

その時自分の口元が少しニヤけていたのは

敦は気づいていなかった。


「では早速ダンジョンを作っていきま・・・」


《警告!警告! ラウス 剣士 Lv2 が間もなくやって来ます》


アルの言葉を遮ってパネルから大きな機械音声が聞こえてきた。


「もう勇者がきたのですか・・・

しかしLv2ですからスライム数匹で倒せるでしょうから

早く倒してしまいましょう」


「も、もう本番!?

いくらなんでも早すぎない!?」

僕はそう言いつつもパネルを立ち上げた。


はい、説明回終了です。

2話分合わせたので

長くなってしまい、すみません;


次は戦闘回です。

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