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第12話:切り札氏  作者: 吉野貴博
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この話はこれで終わり

 広間に戻るともう昼食は方付けられていて、いかにも弁護士とした老人が正面中央に座っている、私が戻ってようやく話を始められると睨む全員マイナス一名の目をかいくぐり、切り札氏に近しい人から送られる物が発表される。

 最後に私の名前が呼ばれ、贈られるのは切り札氏が初めて出したレコード一枚、それに切り札氏のサインと、私の名前のため書き、そして今日の日付が書かれている、これなら誰も文句を言わないし私も断るほどではない、受け取って終わりである。

 弁護士と一人を除いて肩透かしもこの上ない。

 まだ話し合いをする一同に軽く会釈をして家を出る。

 まだ陽は高いのだが、ホテルをキャンセルせず一泊してから帰ることにする。彼女が送ってくれるのだが、何を話したらいいのか解らない。とりあえず甥御さんの話をするのだが、すぐホテルに着いてしまう。彼女はまたあの家に戻り、相続人達のために一働きしなければならない。

 なので

「すいません、全てが終わったら、私もあなたに仕事を依頼するかもしれませんので、名刺を一枚いただけませんか?」

 彼女は、私を見つけてここに連れてくるという面倒事をやりとげ、それ以上の難事にも立ち向かう笑顔を見せた。


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