ショッピングモールでデート?(5)
人生に何が起きるのか分からない、だからあらゆる事態を予想し、備えなければならない。
だが――――――――――
鈴木隼人、今まで茫然と生きてきて17年目、彼はこうなるとは頭を振り絞っても考えつかないような出来事が目の前で起きた、
いや、一般人でさえ想像がつかないだろう。
「さて、全て揃ったし、帰りますか。木下さん今日はありがとうございました。天野も悪いな、遅くまで付き合わせちゃって。」
「まぁ、これで頑張ってね。何かわからないことがあったら聞いてくださいね。」
最後まで俺の後ろで隠れたままだが、先輩の私に任せてと言っているかのように胸にぽんと手を置きながら木下さんは言う。
「別に今日は暇だったし…まぁでも楽しかったわよ。」
天野らしい回答におれは1日のやりきった感とともに今日の疲れが一気に舞い込む。
「じゃあ、帰るか。」
「こんばんわ、隼人くん?」
ニコニコとした渚四葉の横顔が俺の視界に覗き込むように言う。
いきなりの訪問者に驚いたが、これが悪夢の始まりであった。
「よう、四葉こんなところで何してんだ?もう夜だぞ?」
「あ〜私今日親と一緒に買い物きたんだ。そしたら隼人くんを見つけちゃってここに来たの。でこの人達は誰なの?」
俺の勘違いだと願いたいのだが四葉の目にコントラストが入っていなく、生気を感じられないような気がする。妙な圧を感じ俺は説明しようとする。
なるほど、今日は何故か同級生と会うなとか思いながら。
俺は天野と木下さんを彼女に紹介しようとすると、まるで待っていたかのようについ先、木下さんにちょっかいをかけていた893たちが近づいて来る。
「どうして私がいるのに誘ってくれなかったの?!」
四葉は少し涙目で周りがこちらの会話が聞こえるくらいの声音で言う。
俺は手をあたふたさせながら説明しようとするが、時は既に遅し、893らしき人達がこちらに向かってくる。
そして――――――――――
あのドスのきいた修羅場をくぐっていないと出せないような声で俺に言う。
「にいさんこりゃどういう状況だ?まさか、女に対して人に見せられねぇようなことでもしてんのか?」
空を仰ぎ、俺は自分の運の悪さに嘆く。そして、自分の命日を悟る。そして、彼の声によって俺へのシのカウントダウンが始まる。
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