ショッピングモールでデート?(3)
俺は自分を至って普通の善良な市民でモブの学生である事を自覚しているが。
今の現状を見るとこれはさすがに俺の手に終えないと判断を下す他にない。
心の中で俺は手を合わせる。
済まない、木下さん、俺には無理です、893にも初めて見たし、第1助けようにも助けるすべがないんだ!
と俺は心の中で言い訳をしながら、少し後ろを振り向くと、
木下さんが恨めしそうな顔でこちらをじっと見つけてくるが足もブルブル震わせまともに立出ていない。
おびている木下さんも可愛いななんて考えるも、すぐに俺は手バツを作り俺は無理ですよ的な雰囲気を出す。
まぁ、ここは美少女である木下さんに何とか頑張って貰うしかない。俺が行ってもイキッがった彼氏としてボコボコにされるだけだろう、
と思うと、俺は遠くで見ることにした。
893らしき人達は何が言いながら木下さんにどんどん距離を寄せていく、俺は陰で彼女を応援する、木下さんは涙目になるが何か言っている。
しかし、
遠いからあまりよく聞こえない、、
すると、
何かが彼らに気が触ったのか、ひとりが木下さんの腕を掴み、どっから連れていこうとする。
俺は呆然としていた。さすがに人目の着くところでこんな行動には出ないと思ったが、
しかし、
思ってたこととはかけ離れ、今でもこれは夢だと思いたいくらい俺は焦り散らかす。
俺は黙って見ていられずに思わず出ていってしまった。何やってんだ俺は!と自分に止まるように言い聞かすが止まらず目の前に出る。
すると、893は俺にドスの効いた声で言う、
「なんだ?兄ちゃん、俺たちに用か?あいにく付き合う余裕がねぇんだよ?」
声をできるだけ震わせないようにし、俺はブツブツ言う。
「あの、その、離してくれませんか?この連れなんです。」
よく漫画でイケメンの彼氏が彼女にこんなセリフを吐くが、ほんとに現実になるとここまで怖いのだと思い知らされる。
俺はどれだけ勇気をふりしきっても蚊並の声程度しか出なかった。
だけど、意外と融通の聞く人達らしく、ちゃんと聞き分けてくれた。
「あー、なんか彼氏いたのか、そりゃ酷いことしたなー、おめぇ大事にしろよ?」
すかさず俺は気分を害さないように返事する。
「はい」
893らしき人達が去っていくと木下さんは涙目でこちらを見つめてける、
俺は口をひきずらせ、謝る。
「遅くてすみません。俺を気晴らしで殴ってもいいで
すよ?」
「ホントに遅すぎますよ?次はもうちょっと早く助けてくださいね?」
「あはは」
俺は頭をかきながら少し足早に歩く、彼女は後ろ少し顔を赤らめてつぶやく、
「でも、いつも助けてくれてありがとう。」
ほんとにかすかな声だから俺は彼女が何を呟いたのか知らずに聞き返すが彼女は微笑んで俺に言う。
「さぁ次の買い物で全て揃うから行きましょう。」
木下さんは俺の手を引き、引っ張られる。急なスキンシップに俺は少し驚くが、されるがままにした。
その陰から友人A君がかすかに陰湿な笑みを浮かべながら言う。
「計画通り。」
ニヤニヤした彼の後ろには先程いた893達が控えていたのだった。
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