彼女ができる日1
「ねぇ、あんたオタクなの?」
氷のような声で金髪の美少女ごとく天野希は俺に聞く。
「いや、オタクと言えばオタクなんですけど……」
俺は思わず敬語を使ってしまう。
「ふーん、やるじゃん。堂々と言えるってすごいことよ?ちなみにどんなジャンルの?」
何故か褒められてしまった。なんで天野が俺なんかに興味を持ったのがよく分からないが一応答える。
「あ〜アニメや漫画全般ですねー最近はVTuberに興味がある。」
すると、天野は瞳をちらっと光らせる。 緊張していた俺はそれに気づかなかった。
「へぇーそうなんだ。ねぇ、あんたカラオケつまらないでしょ」
俺は少し困ったように頭をかきながら答える。
「まぁ、なんというかあれは俺とは違う世界に感じるからなー」
「まぁ、生涯引きこもりオタクには似合わない場所だよねー」
きっぱり言う彼女に俺は内心で反論する。いや!それは断じて違う。引きこもりオタクだってひとりカラオケするんだぞ!あと、そんなことを言うと全世界のオタクにわからされるぞ。
なのでーーー
俺はそれに対しては返事しなかった。
彼女は続けて言う。
「じゃあ提案があるんだけど、あたし達で抜け出さない?」
「え?」
いきなりの事で俺は困惑する。だけど彼女は続けて言う。
「正直私もあそこで歌っても面白いとは思わない、あと、私男苦手なの。」
俺は別にに面白くないとは思っていぞ……けっ決してな……
と内心で弁論すると、彼女が男嫌いということに意外性を感じて聞く。
「へーお前男嫌いなのか?全然見えないな。」
彼女の服装をよく見ると、
下はとんでもない短さのスカートに肩を出している上着、男を誘っているようにしか見えない彼女であるが、彼女はそれを聞いて不満に思ったらしく、棘のある声で言う。
「私は男のあのいやらしい目付きが大嫌いなのよ。あと、ただ生理的に無理なの。今日は友達の1人でカラオケに来るのが怖いからついてあげただけ。」
そして俺は1つ疑問に思う。
「なら、何で俺と平気で話せるんだ?」
彼女はそれを聞いてか〜と目を開き、顔だんだん赤らめる。すると俺に指を指し、その可愛い口を開く。
「あんたはオタクでしょ!男とか関係ないから!」
「えっ俺人間のオスですらないの?」
「そ、そうよ!あんたはオタクという生物。だから平気よ。」
ここで驚くべき事実。
オタクは人類とは別の1種の生物らしい。そして、オタクという生物に性の区別がないとは。
実際飛んだ答えだが俺は聞き返さなかった。俺も正直この地獄から抜け出しかった。
「まぁ、別にに抜け出してもいいけど……」
彼女は少し嬉しそうにした。
「そ、じゃ行こか。」
嬉しそうにスキップする彼女の小さく華奢な背中を見ながら俺は彼女とともに夜の街に出る。
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後、作者のモチベーションと投稿頻度が上がります。




