表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【ガチャでN(ノーマル)しか出ない呪い】が実は最強チートだった!? 99%即死効果の糞ガチャ異世界を生き延びる!!!  作者: 住之江京
Interlude

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

168/211

155. ◇神代日常記録(魔王蛮行関連箇所抜粋)1/4

今回からちょっと視点が変わります!!!!

本日朝にも登場人物等紹介を3話まとめて公開しています!!!!


なお投稿後にサブタイトルに話数番号追加しました!!!

 初めに創世神オメガが世界を創り、22の神が様々なフィールドやシステムやオブジェクトを創り、終わりに豊穣神アルファが草木を創りました。


 食神イータが世界に降り立ったのは18番目のことで、彼が「食」というシステムを制定し、料理を開発するまで、この世界の生物は大気中のマナのみを糧としていました。

 神々が定めた下限を遥かに上回る個体数が生まれ、広がり、地に満ちたのは、間違いなく彼の功績だと言えるでしょう。


 その食神が封印されたのは、世界にとって大きな痛手だったように思います。

 食の管理は寿神ベータが後任に就きました。直接の引継ぎも行えなかったため、若干の不安が残ります。



「本当に……糞みたいな試合でしたね」


 創世神の言葉に、私は何と答えたか迷ったものの、結局は頷いて返しました。

 実際、糞みたいな試合ではありましたので。



 24柱の神――といっても既に何柱かは封印されたり、堕天したりしているのですが、その序列を決める主神争奪トーナメントにおいて、食神の相手となったのは魔王ガンマでした。


 ・自身の編み出した権能

 ・ポイント制で選択できる初期スキル

 ・ガチャで得られるランダムスキル

 ・シーズン中に育てた眷属


 これらを以て、神同士の直接戦闘による勝敗点と、眷属による信仰点の合計で競い合う本トーナメントですが、最新環境となる第6シーズンでは「獲得上限のない信仰点で高得点を狙う」ことがセオリーになっています。

 この点、個体数を増やすことで信仰の母体を増やせる食神は優勝候補と考えられていましたが、まさか魔王に敗れるとは思いもよりませんでした。



 黎明の頃、生命神タウが妖精を創り、獣王クシーが魔物を創りました。


 それから、変異神ミューが妖精をベースに人間を創りました。


 変異神は人間と魔物をベースに翼人を創り、獣王は人間と魔物をベースに獣人を創りました。


 魔王はそれを見て、人間をモデルに魔人を創りました。


 人間を外見のモデルにはしたものの、フルスクラッチの魔人はドラゴンやゴブリン、インテリヒツジ等と同様に癖の強い種族となり、祖である魔王自身も使い勝手が悪いと言って、数シーズン前からは権能の開発に注力していたはずです。



 戦闘中、魔王の放った炎の柱のような権能により、食神はほとんど何もする前に倒れてしまいました。

 死んだ神はペナルティタイムの後、死ぬ前と全く同じ姿/能力/記憶を持った状態で転生しますが、魔王に敗れた食神は100年間のペナルティタイム終了後も復活する様子はなく、そのまま試合は終了してしまったのです。


「相手を即座に封印する権能でしょうか。次シーズンからは使用禁止でしょうね」


 何かをする前に相手を封じてしまえば、相手が得点を得ることはなく、確実な勝利が掴めます。とはいえ、主神争奪トーナメントはあくまで神としての優劣を決めるための試合ですので、世界の発展に寄与することもなく、ただ試合に勝つためだけの試合は不適切と言えます。

 有体(ありてい)に言えば、空気を読めと言った所でしょうか。


下衆(げす)な彼の者の考えそうなことです。神の何たるかを、まるで理解していません」


 創世神は元々魔王に対してあまり良い感情を抱いておらず、彼女が自身の世界に加わった時も、あまり良い顔はしていませんでした。

 創世神にも短気で潔癖な部分があるので、魔王との相性は良くないだけかとも思っていましたが、昨今の様子を見ると魔王の側にも問題があるように感じます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ