39話 氷帝の創始者
魔導器...魔法陣による魔法を組み込んだりして作られたほとんどの人が同じように扱うことが出来る物である
作るのに手間暇かかるのにくわえてまだ希少価値が高いためあまり出回ってはいない、しかしここの学園のとある授業では自分用の魔導器を作る授業もあるため様々なタイプの魔導器が置いてある
撮影、連絡、送受信から火の玉を打ち出したり...
魔導器の研究機関と言ってもいいレベルである
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「こんにちは」
「おう、来たか、真面目にプリントの処理をしてるらしいな」
処理て...
今日は先生に呼び出しをされた、まぁセレナからの言伝という方法だったが
「それで今日はどうなようなんですか?」
「用ってほどでもないんだが、そのうち人王がこの学園に来るらしい」
「人王が!」
人王は帝のまとめをしている存在だ
帝になるには人王に認められる必要がある
「人王の目的は...?」
「安心しろ、目的のひとつにお前を見に来る」
グッとガッツポーズをする
しゃーない、嬉しいもん
「それじゃあ、もしかしたら...」
「ああ、氷帝として認められるかもしれないな、まぁ認められてもすぐになれる訳じゃないから色んな準備はまだいいだろうけどな」
帝と認められた後、他の帝に公布など広めてから...と色々と必要らしい
それでも楽しみだ
「そんな訳でとりあえずお前がどんなこと出来るかをわたしも知っておきたいと思ってな」
「ふむふむ、なるほど」
それで体育館に移動してまずは先生に見せるらしい
「じゃあ行きますよー」
「おー」
アイスボールから始まり
基本的なアロー、キャノン
武器として作り出すソードやメイス
溶けない氷に地形を氷のフィールドに変える
霧のように発生させる
雪をふらせたり
氷を鎧のように纏ったり
「...こんなものですかね」
「そうだな、それだけ出来れば人王も...あ、ちょっとたんま」
さっきから耳元の魔導器から何か聞いてるみたいだけど...
「あ、ですよねーフェルー!良かったな!もう今日から氷帝だぞー!」
「...えっ?」
「ほらもっと喜べって!」
「え、いやどういうこと?」
わぁ凄い!訳が分からない!
◇
「ってな訳だ」
どうやら逐一自分の行動を撮っては送りを繰り返し、人王と連絡をずっと取っていたらしい
「はぁ...」
「ほらもっと喜べって!」
バンバンと背中を叩いてくるのだが
実感があまりにもわかない
「んじゃこれな」
「...これは?」
「氷帝の紋章」
「...!!」
「お、それっぽい顔になったな」
ウンウンと頷く満足そうな先生
「名乗ってはいいけど、まぁ領土はないし、色々足りてないからな、課題があるだろうけどどっか行く時は言いふらしておけよ」
ケラケラ笑いながら言ってくる先生
「そうか...氷帝になったんだ...」
「おう、喜べ喜べ!じゃ、用事はそんだけだ、課題処理頑張れ」
ぺいっと廊下に出される
「...えっ」
バタン
「えっ...?」
なんか扱い、雑じゃない?
一気に気分が盛り下がる
◇
なんだかなぁ?違うんだよなぁ...
「ただいま」
「フェル、おかえりなさい...!それって」
「ん?あぁ、氷帝として認められたんだ」
「凄いですっ!」
たたたっと近ずいてくるソエル
そのまま手を握ってブンブンと振る
「凄い、かな?」
「はいっ!凄いですよ!氷帝の創始者ですよ!」
「おぉ...創始者」
なんかかっこいい響きだ
「そっか、うん、そうだよな」
喜べるような気がする
そのまま騒いでいたらミスラがやって来てエリンシアさんを呼んで今日はご馳走になった
「フェル!氷帝の創始者!おめでとう!」
「おめでとう!」
「凄い」
「ありがとう、ありがとう」
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「んで、あんな簡単に帝にして良かったんですか?」
『あぁ、妖精付きなら なおさら、彼にはもっと学園を盛り上げて欲しいし』
「ふーん、まぁ私達はあんたの言われた通りにしてますよっと」
土地無しですがフェルは氷帝になれました
自分の管轄下の土地をもって初めて帝として振る舞えますが
帝の証があるので帝です
さて...




