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追加資料その1 2011年7月19日(火)

【2011年7月19日火曜日発行 N新聞】


 18日午後4時ごろ、I市M町2丁目の筑肥線M駅前の交差点で、N鉄道運営のバスが歩道に突っ込み、歩行者の女性をひいた。


 福岡県警の発表によると、女性は住所不定無職、工藤桃花さん(40)。

 工藤さんは事故後、ただちに救急車で最寄りの病院へと運ばれたが、その後、死亡が確認された。


 県警は福岡県福岡市在住のバス運転手、A容疑者(44)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)容疑で現行犯逮捕した。A容疑者は「ぼーっとしていた」と供述しているが、利用客の一部に「居眠り運転をしていた」との証言もある。







 以上の記事は、私が指風鈴事件とは別件で、東日本大震災後の福岡県民の防災意識について調査している段階で、偶然にも発見した記事である。




 犠牲者の氏名、年齢は、事件のあと姿をくらませていた工藤教諭と一致する。

 また事故現場は、M高校から歩いて10分ほどの交差点だ。




 同姓同名の別人という確率も、ゼロではないが……。

 しかしこの女性が、工藤教諭の可能性は極めて高いのではないか?




 事故そのものは、おそらく偶然だろう。

 だがしかし、……事故現場と、日付が問題なのだ。




 事故が起きた7月18日。

 それは2001年の連続殺人事件、最初の犠牲者、御堂若菜が殺害された日なのだ。




 工藤教諭は、御堂若菜の命日に、M高校の近くにいたことになる。

 これはまったくの偶然なのか? それとも……。





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