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指風鈴連続殺人事件 ~恋するカナリアと血獄の日記帳~  作者: 須崎正太郎
袴田みなも《はかまだみなも》の日記
121/131

2001年9月10日(月)

 まさかとは思って……


 私の父にもそれとなく、昔のこととか――

 今回の事件のときのアリバイとかいろいろ尋ねてみたけれど、どう考えても無関係だった。

 父は21年前、アメリカに留学していたし、さらに今回の事件当日は選挙関係のことで多忙だった。




 さらに……


 まさかバレー部顧問の松下先生が、工藤先生をかばっているのでは、とも思ったが……。

 バレー部の友達に確認したところ、松下先生がM高校に来たのは、ほんの2年前。

 それまでは大阪にある別の高校で教鞭をとっていた、という。


 これで岡部義太郎とかと関わりを持つのは、ちょっと不自然。

『あいつ』の正体ではないだろう。




 そしてもちろんだけど、安愚楽くんも、違う。

 16歳の彼が過去の事件に関われるはずもないし、30歳の工藤教諭や39歳の岡部義太郎を支配下におけるとも思えない。




 全然分からない。

 なにもかも……霧の中。

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