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指風鈴連続殺人事件 ~恋するカナリアと血獄の日記帳~  作者: 須崎正太郎
袴田みなも《はかまだみなも》の日記
103/131

2001年8月19日(日)

 安愚楽くんと、今宿にあるフライドチキン屋に出向く。

 大通り沿いに面しているくせに、なぜかお客さんはほとんど入っていないお店。

 それだけ話し合いがしやすかったけれど。


 私が家にこもっている間、安愚楽くんが地元の図書館に出向き、過去の新聞記事や雑誌記事を調べてくれたので、これにより情報はさらに増えた。ありがたい仲間だ。


 さて、まず第1の事件について分かっていることをまとめたい。




第1の事件


1980年(21年前)発生


被害者……岡部愛子(16歳・M高校1年生)


 M高校地下室で斬殺されていたところを、地元の暴走族によって発見される(当時の新聞記事により判明)。

 当時の地下室は施錠もされておらず、M高校の生徒はもちろん、近隣の不良たちもすぐに入ることができた。

 遺体は右手人差し指が切断され、天井から糸で吊るされていた(指風鈴)。


 愛子には2学年上に、兄がいた。名前は岡部義太郎。

 義太郎は2年生のときに体育祭実行委員をやっている。

 その後、岡部義太郎の卒業作文は、卒業文集から破り取られていた。


 そして義太郎は、なんらかのショックを受けたことが原因で引きこもり、その後、82年から88年まで海外で生活。

 帰国後は、少女と見れば声をかけまくるようになったらしい。そして最終的には自殺する。


 また岡部愛子は、のちに第2の事件の被害者となる北条凛とクラスメイトだった。

 ただし、どれくらい親しかったかは不明。学生時代の北条凛は文学部所属だった。




 現状、分かっているのはこれくらいか。

 明日は第2の事件についてまとめよう。

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