第二の敵。【バイバイ】
短いですが、すいません!
「なっ…… バカな! ぐあっ!!!」
背後からの攻撃をくらいゴルドは吹き飛ぶ。
「ごめんね…… おじさん……」
ソラは2本の刀を弄ぶように振り回す。
もう、そこには躊躇いの表情はなかった。
「はあっはあっはあっ!」
ゴルドは肩で息をする。
そして、ゴクリと喉をならすと顔を上げた。
「ったく…… ガキに心配されるほど落ちちゃーいねーよ!」
━とは言ってもこりゃ勝てる相手じゃねーなぁ。 どうすっかなぁ……
「それにしてもよぉ、お前なん…… ぐっ!!」
風が舞う音がしたと思ったら、すでにソラはゴルドの正面に立っていた。
いや、ソラを確認した後に、風の音がした。
「ダメダメ、時間稼いで解決策を考えても。」
「くそっ!」
ゴルドは、後ろに飛び、壁に背をつける。
ソラは首をかしげてそれを見る。
「ふ~ん。 確かに、壁に背中をつけたら、背後にはまわれないね。 正面と左右にだけ警戒すればいい話だもんね。」
「あぁ、おっさんにはこんぐれーしか、対処法がわかんねーんだよ!」
「…… でもさぁ?」
ソラが姿を消す。
ビュッと音がして、瞬間移動をしたのだとゴルドは読み取った。
━正面…… じゃねぇ。 右か? いねぇ! ならっ!
「左かっ!」
ゴルドが左に向かって、剣を突き立てる。
「バカなっ!」
だが、そこにソラの姿はなく、剣は空を裂いただけだった。
「おじさんさぁ…」
「ど、どこだ!」
「右? 違う。 左? 違う。 前? 違う。 なら、残りはどこだ?」
「ま、まさかっ」
ゴルドはゆっくりと顔を上に向ける。
「正解!」
壁に刀を突き刺して、立っているソラの姿があった。
飄々とした表情でゴルドを見下ろしていた。
ゴルドはその顔を見て、確信した。
「上でしたぁ~」
自分は死ぬのだと……
ソラはそのセリフを言うと、刀を抜き、ゴルドに向かって跳んだ。
すでに、刀は目の前にあった。
血飛沫が舞う。
とんでゆく意識の中、彼は思った。
━いや、狩られていただけだったのか…… 俺は……
膝がガクンと落ち、壁にもたれかかる。
口から、
ぬるい血が溢れ出す。
ゆっくり、ゆっくりと倒れていく、その刹那。
「バイバイ」
少年の無機質な声を聞いて、そして。
彼は逝った。
~肋骨の続き~
肋骨が折れていた。
翌日、体育があったので見学したい、という旨を伝えた。
すると、予想だにもしない返事が……
「は? 嘘だろ?」
え!?
「いや、本当です!!! 病院にも行きました。」
すると目の前の教師は深いため息をついた。
「はぁー んで、走るんか? 走らんのか?」
「え…… いや、だから見学を……」
「走るんか? 走らんのか?」
拒否権は無かった。
「はい。 走ります。」
……嘘だろ




