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REVENGE ~リベンジ~  作者: しもちゃん!
20/24

第二の敵。【ララvsシャイン】

激戦スタート

「重力操作。我身浮遊オン・ザ・ハンド。」


シャインがそう言うと、シャインの体が糸に引っ張られるように、ふわりと浮く。


「圧力操作。連続粉砕チェイン・クラッシュ。」


シャインが右手を握りしめる。 

それに続き、先程の空間をも圧縮させうる魔法攻撃が、次々と行われる。


「くっ……。」


ララは空間に潰されないように、すばやい動きで動き回る。


「防戦一方なら、君に勝ち目はないよ。」


「早とちりしてるんじゃないわよ! まだまだ始まったばっかりじゃないのよ!」


ララはプラズマ砲で反撃する。 

複数の光がシャインを襲う。


「私の連射回数は最大秒間50回! さぁ! この銃撃は15発! 止めれるのなら止めてみなさい!」



そう。 


ベクトルを扱うにあたって最も重要なのはβ値。 

β値が高ければ高いほど、移動速度も上がり、プラズマ砲の連射速度も上がる。


つまり、ほとんどの戦いにおいて、ベクトル対ベクトルの勝負を左右させるのはβ値!


「このくらいじゃっ! まだまだっ!」


シャインは15発の銃撃の間をすり抜けるようにして、空中を浮かび、よけていく。


「ふーん……。 全部よけるなんてスゴいじゃない!」


「君のβ値はいくつなの?」


空中に浮き、見下ろす形になりシャインはララに問う。


「聞いて驚かないでよね! 私のβ値は110! 私のβ値測定器によるとあなたのβ値はおよそ90くらいね!」


「それがどうしたの?」


「ベクトル戦において、β値はどちらが勝つか見分ける数値。 β値が10上がるだけで、10低いものは手も足も出ない。」


ララは勝ち誇った笑みを浮かべる。


「つまり、なにがいいたいの?」


「つまりね……この勝負は





私の勝ちよぉおおお!!!!!!」


ララはシャインに銃口を向ける。


「25発ぅうううう!!!!!!!!」


銃口からいくつもの光が放射状に広がり、シャインをおおうように突き進んでいく。


それを見たシャインは刀をするりと出すと、迫ってくる光を次から次に凪ぎ払っていく。


火花が一瞬のうちに舞い上がる。


「全部凪ぎ払うとはね……。 」


「軽い…… 軽すぎるって」


シャインは刀を十字を斬るように振る。


「ふふふ……。 バカにしてくれるわねぇ…… 

これを受けて今まで生き残っていたものはいないわ! 10秒間にわたる、秒間50発の連射っ! 360度全方向からあなたを襲う。 あなたに退路は与えないわあっっつつ!!!!」


激しい音を轟かせながら、銃口から無数の光が飛び出す。

そして、その光はシャインを包み込むように、捕まえるように周りを囲む。


「ははっ…… 退路? こんなの逃げる必要さえないじゃん。」


何百もの光がシャインに突き刺さる。



いや、突き刺ささったと錯覚した。


「圧力操作。超圧縮ブラックホールっつつ!!!」


光が、洪水のような音をたて、空間に飲み込まれていく。


「君は本当に……。」


━弱すぎる……。


大きな爆発音が鳴り響く。

ララが放った銃弾が、ハエを叩くように軽々と、空間に潰され、飲み込まれた。


「なっ……。 」


シャインは空中からゆっくりと降下し、地面に着地する。


スタスタと少なからず衝撃を受けているララの前まで歩いていく。


「ねぇ……。」


低く、殺意のこもった声をシャインは発する。

ララは肩をビクッと震わせる。


「君は僕という圧倒的なまでの力を目にしても、まだ戦うのかい?」


━くぐってきた修羅場の数が違いすぎる━

彼女は恐怖の奥底で思った。


彼が、その気になればいつでも、自分を殺せたこと、なぜ彼が、その気になるのに時間をかけたことを理解した。


「わ、私は戦う理由がある。 でも、あなたが思っているような大層な理由なんてないわ。」


震える声で主張した。


「なら、いますぐ負けを認めて降伏してよ。 俺だって殺したくない命はある。」


「ふふ……。 優しいのね。 好きになっちゃいそうだわ。」


そんな軽口を言われてもシャインは眉ひとつ動かさない。


「それで、君の戦う理由は?」


「教えるわけないでしょう!!!」


ララはそう叫ぶと懐から注射器のようなものを取り出す。


シャインは様子見のため、手が届くほど近かった距離から、20メートルほど後方に下がった。


━何を、する気だ?


「私は負けない!!!!!!!!」


ララは注射器をブスりと首筋に突き刺す。


「うっ…… くっうっ!」


黄色がかった液体が、ララの体内へと流れていく。



すべて体内に注射され、ララはその注射器を地面に投げ捨てる。


「いったい、何をした……?」


警戒してシャインが聞く。


「これ? この薬は個人のβ値を格段に上げるもの。 今、私のβ値はおよそ150っ!」


「そんな薬が……」


「これであなたは私に勝つことはなくなった」


ララは鋭い眼光でシャインを睨む。


シャインは感じ取っていた。

この薬は寿命を縮めると。

そこまでして、戦う理由が彼女にあるのだ。

本来なら、そんな彼女には真摯に向き合い、全力で迎え打つ場面なのだろう。



しかし、幼き時より、数多の戦場をくぐってきたシャインに、『全力で戦う』などという思考は無かった。


━20階同様、この部屋もきっとモニタリングされている…… ここで自分の全力を出せば相手に情報を与えるだけ。 本気で戦う必要は



無い━


そう冷徹に冷静に考えていた。


「ふふっ…… 覚悟はいいかしら?」


シャインがその言葉に耳をかしたのか、無視したのかはわからない。

無表情で空中へ浮かんでいく。


「力があふれ出てくるわぁっ!」


先程とは明らかに違う彼女をみて、シャインは言った。


「君は、何か勘違いをしているよ。 いくらβ値を上げようが、そんなもの関係ない。

俺に勝てるのはソラくらいだ。」


余裕な表情を崩さないで、ララは言った。


「それで? だから何よ?」


シャインは無機質な声でララに言った。



「宣言しよう……。

君は僕に触れることすらできずに、ただ力の差を感じながら、自分の無力さにうちひしがれて






……絶望のうちに死んでいくだろう。」

技名つけるの大変。

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