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REVENGE ~リベンジ~  作者: しもちゃん!
10/24

シャインの路(みち)

シャインの過去にも深く傷をつけるジョーカー



少年が選ぶ道は…

なんだよ…なんなんだよ!おい!何か知ってんだろ!?


少年はそう言って野次馬の中の一人を睨み付ける。


知らねぇよ!!


その大人は目も合わせずに言う。


……そうか、なら……


パチンっ

少年が指を鳴らしたかと思うとその大人は悲鳴をあげる。


一本……さぁ、あと何本肋骨を折られるのに耐えれる?


少年の目は狂っていた。パチン、パチンっと無表情に

肋骨を折っていく。


大の大人が泣いてんじゃねーよ


指を鳴らそうと右手をあげる。


ま、まて!言うから!


なにを?なにをだ?


俺たちは頼まれただけなんだ!防衛兵の隊長からこの家を燃やせと!だから…仕方なかったんだ!なかに人がいるのが悪いんだ!!


は…?ここにいるお前らが家を燃やしたのか?


あぁ!そうだよ!!力が無いから悪いんだ!!!!


誰に…誰に頼まれたっ!!


ジョーカー隊長だよ!!!


ははっ…俺が間違っていたのか?あそこで全員殺しておけばこんなことには…家族が…初めて出来た家族がっっ…


だから、俺たちは悪くないだろ?なぁ?


……は…?罪の意識が無いのか…??


だろ?だってなかにいるアイツらが悪いんだ!


なっ…て、てめぇぇぇええええええええええええええええええええええっっつつつつ!!!!!!!!!







そこからは覚えていない。

気づいたらまた本だらけの部屋にいた。


シャ、シャイン…?気づいた?


恐る恐ると言ったように少女は声をかける。


う、うん…いったい僕は…?


えっと…ね、シャイン倒れちゃった!貧血だったのかな?アハハ


……そう…ごめんっ……ごめん!僕がいたばっかりに!!

きっと僕がいたからっ…


!!!違うっ!違うよ!悪いのは…!!っっっうわぁぁぁああぁぁああっ!


少女は堪えきれなくなり泣き叫んだ。少年はただ抱き締めることしかできなかった。とほ本が目にはいる。

少女が泣き止んで、泣き疲れて眠ったあと、少年は本を開いた。


な、なんだ?これは…?


散らかっていた近くの本を調べる。すべての本にのっていたのは一対一に勝つ戦法ではなく、一人で何千人も殺す方法であった。


父と母は何を…?


周りを囲まれた場合の対処法。戦力が二倍の時の対処法。いくつものいくつもの戦略、戦術が記載されていた。ページをめくり次々と頭にいれていく。止まらなかった。


シャイン…?


少女が起きたようで声をかけられた。


ごめん。こんなときにごめん。でも今は集中させてほしいんだ。




そこから少年は何かにとりつかれたように本を読んだ。数えきれないほどの本を少年は三日で読み終えた。


ねぇ、シャイン?ご飯も取ってないし大丈夫?


え?うん!大丈夫だよ!全部読み終わったし!!

それより食料がきれちゃったの??


そうなの!…でも街に買いにいくわけには…


…うーん…!!!そうだ!僕は顔が見られないように街にいって買いものしてくるからここで待ってて!

危険なめに会わせたくないんだ!だからここでまってて!



そういって食料はフードつきのコートをかぶり外へ飛び出す。そして少年はこの選択を一生公開することになる…








少年は買い物を終わらせて帰途についていた。家族はもう一人残っていた。精一杯守らないと、そう使命感があった。ただいま!そう言えるだけで幸せだった。

彼女と出会う前より遥かに軽く感じる扉を開けて

ただいま!!そう言った。


おかえり!シャイン!


気のせいだろうか?いつもの少女の返事が聞こえない

扉を開けて数歩入ると、生臭い鉄の臭いがした。違和感を感じ少女の部屋の前に行く。祈りを込めるように少女の部屋の扉を叩く。その音は深く溺れていくように響いた。もう一度叩く。返事はない。


ね、ねえ…入るよ?


ぎいっと錆びた音を鳴らしながら扉が開く。


ハハッ…ハハハハハハハハハハハハっっっ!!!!!


少年の目に写っていたのは少女の亡骸であった。

最後の言葉も交わせずに少女は逝ってしまった。


なんだよ…なんだよっ!なんで!なんで!なんで!なんで!なんで!なんで!なんで!なんで!なんで!なんで!くっっ…うああああああああああああああああ

また、僕は大切な…大切な家族を…誰だ…どうして僕の幸せをっ!


部屋に何か証拠はないかと探していると探し物はすぐにみつかった。ベットの上にトランプのジョーカーが置いてあった。挑発的に馬鹿にしたかのように。


ジョーカー…ジョーカーぁぁあああああっ!

殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すっ!


少年は少女の亡骸を抱いて外に出た。身体中少女の血で濡れてじっとりとしていた。町ゆく人々は恐怖したように硬直しその場を動かない。そうやって歩いていくと見覚えのある男と目があった。松葉杖をつき胴に包帯を巻いていた。


よぉ!どうしたんだ?


おちゃらけたように話しかけてくる。


お前がいけないんだぞ!軍で罪は犯すし、俺の体は傷つけるし!


少年は歩みを止める。引っ掛かる点があったからだ。

それを問いにする。


なぁ?なんでこの子が死んでいるのが当たり前みたいな言い方してるんだ?まさか、まさかお前がっ…!


男はなんら悪びれもなく、といった感じでニヤニヤとする。


ん?そうだぞ?やめてください!やめてください!って見ものだったぞ!こいつも俺が初めてで悦んでたぞ!


少年は身体中の血液が沸騰しているような凍りついたようななんとも気持ちの悪い気分になった。男はそんな表情をみて嘲笑っていた。少年は思った。あのとき自分が殺していなかったからこのような事態を引き起こしたのだと。こいつは殺すべきだ…街のやつらも同罪だ!ならば、僕がとるべき行動は…とらなければならない行動は…

少年は無言で自らに浮遊魔法を唱える。すぅーっと体を浮かす。

そうして空から地形をよく観察する。そして冷静に考えた。なにをどのように利用したら、こいつらを丸ごと殺せるかと…

そこからは早かった。この数日で得た知識を少年はただ使用するのではなく応用した。川を荒らし、山を崩し、彼の魔法と知識で街はあっという間に崩壊した。

こんなにも人の命は脆いのか…

齢10にもいかぬ少年はすでに殺戮をおぼえた。

荒廃した街を散策したがジョーカーはすでにいなかった。見たこともない人間たちの死体で溢れていた。










物音もしなくなったいつもの帰り道を歩いた。

いつもとなりにいた少女は胸のなかで動かなかった。

少年の心に罪悪感などなかった。ただ悲しみで溢れていた。家につくまで少年は放心状態だった。坂道を登っていくと何か青いものが落ちていた。少女を抱いてゆっくりと近づいていく。近づくにつれて形がはっきりとしてくる。人形のなにか、だった。足で蹴ってみる。ごろりと青いものの向きが変わる。



?人間か?



少年は自分と同じくらいの年の人間が青いもののなかに入っているのを見た。しばらくの間、少年は考えた。


やっぱり放っておくわけにはいかないよな…


そう決断するとその人間を浮遊させる。





帰るか…





そう思い歩き出す。

少年は先程のことを思い出しながら確信した。


自分には智の才能。殺戮の才能があるのだと…

ありがとうございます!!!



今日、とある漫画を読んだのですが(最終話まで)

読んだあとの虚無感といいますか、喪失感といいますかなんか心にぽっかり穴が空いたようなそういう気分になりました。


終わってほしくないけど最後どうなるか知りたい!

そんな感じでした。


自分を読者さんに

「え!?終わるの!?終わってほしくない!」

そんな風に思っていただけるような作品を作りたいです!


瀬尾公○先生!尊敬します!

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