6.鑑定スキルをとるだけのはずが…
2026/1/3 内容調整
朝、7:00になるとお母さんが私を起こしに来るので… 夜、外に出ていたことは知られてはいけないので一旦ベットに戻っている。疑われてしまうのは避けたいのだ。
おっと、こんなことを言っているとお母さんらしき足音が…私は細工を怠らない!あえて布団を少し乱し、ずっと寝てたことをアピール。
「イブちゃ~ん、ご飯よ〜」
扉が少し開く音と、お母さんの声が聞こえた。
いつもと同じ声色、よし!バレていない。
前からお母さんに気づかれていることをイブはまだ知らないのである。
そんなイブは、ご飯を食べ早速レイ先生に鑑定スキルの効率のいい取り方を聞くのであった。
「レイ先生〜!鑑定スキルの取り方教えて下さ〜い。」
レイ先生に向けた一言。
レイ先生は一瞬驚いた顔を見せ、少し悩んでいた。
レイ先生曰く、鑑定スキルの手っ取り早い方法は、誰かに鑑定をしてもらい、鑑定をされているときの不快感を感じるところから始まるらしい。一度や二度では基本的に鑑定スキルを取れることはないらしい… レイ先生が心配していることなど考えず私は、お母さんに一回鑑定された事を思い出し、あと一回で取ってみせるとやる気を出していた。
ということで…「レイ先生、鑑定お願いします!」
レイ先生は戸惑いながら、優しく教えてくれた。
「今のイブちゃんは、まだ隠蔽されてない状態でしょ?自分のステータスを人に見せる行為は自分の事を危険にさらす行為なのよ。」
レイ先生は優しく他人に鑑定されるリスクについて話してくれた。
なるほどね~ レイ先生の言っている事は理解できなくはない…しかし何も問題は無いよね。 私はこれからもっと強くなる、それこそ今の何倍も強くなってやる!今のステータスを見られたからと言って何も困ることはないのだ!それに、レイ先生は信用出来る人であって…
「私にとってレイ先生はもう他人じゃないからね。」
無意識に言った言葉はレイ先生響いている気がした。
その一言の影響か、頑張って説得した影響か…小一時間、ようやくレイ先生が折れ「いいよ」の言葉を言った。
結局、子供のわがまま強!って事かな。
~レイ先生の視点~
朝ご飯を食べ、イブちゃんの授業の準備をしようと、部屋に戻る前にイブちゃんに捕まった。まだ、歯磨きもしていないのに…
どうやら、鑑定スキルの取り方を知りたいようだ。 昨日、一緒に外でお散歩したときの速さを考えるとまだ鑑定スキルを取っていないのかと、少しビックリした。
しかし、鑑定スキルを効率よく取る方法として、誰かに鑑定をして貰うのが最善とよく聞き、実際私もお父さんに鑑定して貰うことを日課としていると取れていた。
本で読んだことがある内容として、物心つく前から親から鑑定を受け、鑑定スキルを取った人もいるらしい。
鑑定スキルは人によって見える情報の量が違うとはいへ、は隠蔽していなければステータスやスキル、種族など様々な個人情報が見られてしまう。お母さん、お父さんと言った親族ならともかく、知り合って間もない私に鑑定して下さいって、私のこと信用しすぎだって… と思いダメと突き放していたものの…根負けした…『もう他人じゃない…か』。
はぁ…子供のわがままには勝てないな~
私がここで断った時、私以外の人にも同じ事をしかねないと思ったのと、私のことをここまで信用してくれているイブちゃんには、今日の内に鑑定スキル取って貰いたいと強く思ったからだ。
「わかったよ。 他の人にもこんな感じのお願いしてはいけませんよ!」
私が協力すると伝えるとようやくイブちゃんは離してくれた。
了承してしまったから…朝の支度を済ませて、イブちゃんの部屋にでも行こうかな。
イブちゃんの部屋に入るとキラキラした目を私に向け、行儀良くすわっている…何故鑑定スキルにここまでこだわっているのか私には分からない…お母さんも鑑定スキル持ってと思うので、お母さんに頼むことも出来たと思うのだけど、私以外は嫌だ!とかお母さんに見られるのは困る!など言ってお母さんに見せられない何かあるのかと少し心配になる反面、こんなに期待されているので流石にもう断れない。はぁ…
~イブの視点〜
レイ先生が来る前に自分のステータスでも確認しておこうかな。見られてもいけないことなんてしてないから、多分大丈夫だよね?
『イブ〈LV〉10
〈ステータス〉HP:40-MP:160-STR:100-VIT:30-AGI:140-INT:140
【日中ステータスダウン】50%
〈ステータス〉HP:20-MP:80-STR:50-VIT:15-AGI:70-INT:70
〈スキル〉俊敏-魔法(血)-下剋上-魔術』
へぇ~、前から朝体動かすのだるいなって思ってたけど、日中は、日光にあたっている、いないに関わらずステータス下がっているんだね。生活には大分慣れてきて余り気にしなくなっていたけれど、こうステータスに表れていたら吸血鬼の不便さをちょっと感じるね〜
レイ先生は下がっているステータスと、本来のステータスどっちが見えているのだろう? と、レイ先生の鑑定を受けながら考えていると。
あれ?徐々にレイ先生の顔色が悪くなっているような…?
心配だから、声かけたけど、気にしなくても大丈夫といっていた…大丈夫かな?
少ししたら無事鑑定スキルを入手!レイ先生は青ざめた顔しているけど、鑑定スキルの影響ではないらしい…どうしてだろう?
〜レイ先生の視点〜
「鑑定」
『イブ〈LV〉10 種族〈吸血鬼〉
〈ステータス〉HP:20-MP:80-STR:50-VIT:15-AGI:70-INT:70
〈スキル〉俊敏-魔法(血)-下剋上-魔術
〈称号〉The Last Vampire』
イブちゃんのステータスの高さは思っていたより低く感じた。しかし、種族名が吸血鬼、持っているスキル「魔法(血)」極めつけは称号「The Last Vampire」って…昼に寝たと思ったら、夜に元気に駆け回っていたり、日光に当たると急に動けなくなったり…あれ…吸血鬼を感じさせる要素満載じゃない…
極めつけは、魔法(血)… あれはダメだよ。私達冒険者の人達は最初の研修で吸血鬼の純血種だけが、使用することができるスキル…使用できる者が限られてくる万能魔法と聞き、昔吸血鬼が王に君臨していたときはこの魔法の力が大きかったそうだ。その魔法をまだ3歳位のイブちゃんが持っていて、私の知らない称号… 内容まではわからないけれど吸血鬼に関する事だとは直感的に感じた。
根は良い子だけど、将来人間に対して害を出さないとは言い切れない。 もし、出したときその子に教えていた私…迫害を受ける可能性あり…?
不味い、まずい、マズイ…
一回頭の中を整理しよう。イブちゃんが吸血鬼ということは、イブちゃんのお母さんもまた吸血鬼ってことだよね… 午前いっぱいはイブちゃんの授業で過ぎてしまったけど授業は午前中のみ、お昼を食べると自由、吸血鬼は日中は外に出ないと聞く。 つまり…この屋敷から抜け出して国に帰るのは今しかない… よし、お昼前に荷物をまとめておこう!
仕事疲れて、書く時間が取れない〜




