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~New Life Different World~吸血姫として異世界を謳歌します  作者: 杯の魔女
第一章「新たな人生…吸血鬼生?」
6/22

6.鑑定スキルをとるだけのはずが…

朝、7:00になるとお母さんが私を起こしに来るので、夜、外に出ていたことは知られてはいけないので一旦ベットに戻っている。疑われてしまうのは避けたいのだ。

おっと、こんなことを言っているとお母さんらしき足音が…私は細工を怠らない!あえて布団を少し乱し、ずっと寝てたことをアピール。


お母さん「イブちゃ~ん、ご飯よ〜」


いつもと同じ声色、よし!バレていない。

前からお母さんに気づかれていることをイブはまだ知らないのである。

そんなイブは、ご飯を食べ早速レイ先生に鑑定スキルの効率のいい取り方を聞くのであった。

レイ先生〜!鑑定スキルの取り方教えて下さ〜い。

レイ先生は一瞬驚いた顔を見せ、少し悩んでいた。

どうやら、鑑定スキルの手っ取り早い方法は、誰かに鑑定をしてもらい、鑑定をされているときの不快感を感じるところから始まるらしい。一度や二度では基本的に鑑定スキルを取れることはないらしい…私は、お母さんにされたので一回、あと一回で取ってみせるとやる気を出していた。

ということで、「レイ先生、鑑定お願いします!」

レイ先生は戸惑いながら、優しく教えてくれた。


レイ先生「今のイブちゃんは、まだ隠蔽されてない状態でしょ?自分のステータスを人に見せる行為は自分の事を危険にさらす行為なのよ。」


と、しかし何も問題は無い、私はこれからもっと強くなる、それこそ今の何倍も強くなってやる!今のステータスを見られたからと言って何も困ることはないのだ!後、レイ先生は信用出来る人だと感じたからね。

頑張って説得して小一時間、ようやくレイ先生が折れてくれた、子供のわがまま強!


~レイ先生の視点~

朝ご飯を食べ、イブちゃんの授業の準備をしようと、部屋に戻る前にイブちゃんに捕まった。まだ、歯磨きもしていないのに…

どうやら、鑑定スキルの取り方を知りたいようだ。昨日、一緒に外でお散歩したときの速さを考えるとまだ鑑定スキルを取っていないのかと、少しビックリした。しかし鑑定スキルを効率よく取るには、誰に鑑定をして貰うのが最善とよく聞き、実際私もお母さんに鑑定して貰う日課をしているととれていた。知り合いには、物心つく前から親から鑑定を受け、鑑定スキルを取った人も少なくないらしい。

しかし、鑑定スキルは隠蔽していなければステータスやスキル、種族など様々な個人情報が見られてしまう。お母さん、お父さんと言った親族ならともかく、知り合って間もない私に鑑定して下さいって、私のこと信用しすぎだって…

はぁ…子供のわがままには勝てないな~

私以外にも同じ事をしかねないのから、今日の内に鑑定スキル取って貰いたいと強く思うばかりだ。協力すると伝えるとようやく離してくれた。

朝の支度を済ませて、イブちゃんの部屋にでも行こうかな。

イブちゃんの部屋に入るとキラキラした目を私に向け、行儀良くすわっている…何故鑑定スキルにここまでこだわっているのか私には分からない、お母さんも鑑定スキル持っているみたいだったので、お母さんに頼むことも出来たと思うのだけど、私以外は嫌だ!とかお母さんに見られるのは困る!など言ってお母さんに見せられない何かあるのかと少し心配になる反面、こんなに期待されているので流石にもう断れない。はぁ…


~イブの視点〜

レイ先生が来る前に自分のステータスでも確認しておこうかな。見られてもいけないことなんてしてないから、多分大丈夫だよね?


『イブ〈LV〉10

〈ステータス〉HP:40-MP:160-STR:100-VIT:30-AGI:140-INT:140

【日中ステータスダウン】50%

〈ステータス〉HP:20-MP:80-STR:50-VIT:15-AGI:70-INT:70


〈スキル〉俊敏-魔法(血)-下剋上-魔術』


あ、前から朝体動かすのだるいなって思ってたけど、日中は、日光にあたっている、いないに関わらずステータス下がっているんだね。生活には大分慣れてきて余り気にしなくなっていたけれど、こうステータスに表れていたら吸血鬼の不便さをちょっと感じざる終えないな〜

レイ先生は下がっているステータスと、本来のステータスどっちが見えているのだろう?

あれ?徐々にレイ先生の顔色が悪くなっているような…?

心配だから、声かけたけど、気にしなくても大丈夫といっていた…大丈夫かな?

少ししたら無事鑑定スキルを入手!レイ先生は青ざめた顔しているけど、鑑定スキルの影響ではないらしい…どうしてだろう?


〜レイ先生の視点〜

鑑定


『イブ〈LV〉10 種族〈吸血鬼〉

〈ステータス〉HP:20-MP:80-STR:50-VIT:15-AGI:70-INT:70

〈スキル〉俊敏-魔法(血)-下剋上-魔術

〈称号〉The Last Vampire』


イブちゃんのステータスの高さは思っていたより低く感じた。しかし、種族名が吸血鬼、持っているスキル「魔法(血)」極めつけは称号「The Last Vampire」って…昼に寝たと思ったら、夜に元気に駆け回っていたり、日光に当たると急に動けなくなったり…あれ…吸血鬼を感じさせる要素満載じゃない…

けれど、魔法(血)、あれはダメだよ。私達冒険者の人達は最初の研修で吸血鬼の純血種だけが、使用することができるスキル…使用できる者が限られてくる万能魔法と聞き、昔吸血鬼が王に君臨していたときはこの魔法の力が大きかったそうだ。その魔法をまだ3歳位のイブちゃんが持っていて、私の知らない称号…内容まではわからないけれど吸血鬼に関する事だとは直感的に感じた。

根は良い子だけど、将来人間に対して害を出さないとは言い切れない、もし、出したときその子に教えていた私…迫害を受ける可能性あり…?不味い、まずい、マズイ…

しかし、幸いなことにイブちゃんが吸血鬼ということは、イブちゃんのお母さんもまた吸血鬼…午前いっぱいはイブちゃんの授業で過ぎたけど、授業は午前中のみ、お昼を食べると自由、吸血鬼は日中は外に出ないと聞く、この屋敷から抜け出して街に変えるのは今しかない…

よし、お昼前に荷物をまとめておこう!

仕事疲れて、書く時間が取れない〜

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